外ヶ浜

2002-10-28
ぶぅちゃんの日記を見たら、ワタクシのこの日記を読んだせーで、「無性にラーメンが食べたくなってしまって」ケッキョク次の日、行っちゃったそーです。
よく、旅番組とかを見てると、そこで紹介されてた美味しそなもの食べたくなる、ってのありますよね。
この辺じゃ年に一度くらい、東北6県をネットしたラーメン特集みたいな番組が入るんですが、それ見てたら、山形県のラーメンってのがなかなかイケそうです。

以前、山形県の米沢市でなんの期待もせずに入ったお店のラーメンがメッチャ旨くてビックリしたものですが、どーやら「米沢ラーメン」ってのは、もはやブランド化してるみたいですね。
醤油ラーメンですが、シンプルながらコクのあるスープが利いていて、クドくない後味のよいラーメンでした。それに「冷やし中華」じゃなく「冷やしラーメン」(一見フツーのラーメンに見えるけど、実は夏向きの冷たいラーメンで、お店によっては氷まで浮かべてたりするんだって)ってのも山形が発祥の地らしいですよね。
どうやら酒田にもウマいラーメンありそーですが、まだ行ったことないんですよ。

師走の東北新幹線の八戸までの路線延長に合わせて、八戸ラーメン(?)ってのを地元ではプッシュしてるみたいですね。市内のラーメン屋さんが集まって共同で開発した、ってコトらしいです。
でも、その前に、TBSの番組でも「鬼」ぶりを発揮してる「S氏」に開発を依頼し、完成したラーメンは、新幹線開業に先駆けて「横浜ラーメン博物館」で公開された、ってニュースも流れてたよなあ?
そーやって頼んで作ってもらったラーメンも結局、単なる話題作りに利用されただけで「お終い」なんでしょか?あるいは、地元のラーメン屋さんたちにしてみれば、自分たちの頭越しに話が進んでしまったことに対する不満とかがあったのかもしれませんね。
地元の味は地元の人間が作る!みたいな。
食べるほうは美味しけりゃあどっちだって構わないんですがねえ。

もうだいぶ前のことになりますが、某新聞の八戸支局に中央から客が来たので、市内でも有名な料理店に連れて行ったんだそうです。
そこで「田酒」(青森市油川の西田酒造の清酒で、もはや全国ブランドとなっている銘酒です)は有りますか?と尋いたら、なんと、「ウチでは津軽の酒は置かない!」と言われたそうですから、やたら地元ナショナリズム(国家じゃないんだからナショナリズムってのはヘンだけど)が強いのかもしれませんね。

私の知る限りでは(と言っても、なにもなきゃあ一年中飲み屋に入ることも無い生活なんで大きなことは言えないんですが)この辺で、ウチじゃあ八戸から来た魚は絶対使わねえ!なんてお店は聞いたこともありませんねえ(あったら教えてちょーだい)。
それに、せっかく遠路はるばる来てくれた客に向かって、ウチじゃ津軽のモノは置いてません!なんて言ったって、判るワケないじゃん。よそから来たひとにとっちゃあ、まとめて青森県だし、有名な「田酒」を地元でも呑みたいって思うのはトーゼンなのに。

ま、もしかすると、私なんぞの知らないところで津軽vs南部の「死闘」が今も続いてて、八戸のそのお店が、南部側の総本部だったのかもしれませんね。「なにぃ?田酒だあ?やろう おちょくりに来やがったな!」って反応だったのかもしれません。知らずに入った観光客こそいい迷惑でしょうな。「え〜!オレなんか悪いこと言った?」って。
名目はどうあれ、そのお客さんにはマチガイなく「不快感」を与えてると思うんですよ。それってホスピタリティの欠如ですよね。
八戸ラーメンもいいけど、その前に考えなきゃいけないことがあるんじゃないでしょか?田酒は置かない!と言い捨てたりする店がホンの一部だったらいいんですが。

それに、そんな昔のハナシで行くなら、田酒の青森市油川は南部でも津軽でもなく、「外ヶ浜」でしょ。もうそんなクニ自慢の裏返しみたいなことしてる時代じゃないと思うんですけどねえ。
って、こんなコト書いてると、これまた南部を津軽側がセメてる、ってとられちゃうのかしら?・・・ ふう
permalink No.198

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