Gone left behind
Extra low structure.
07-10-24 WED.
| |
以前から何度か採り上げている「迷」や「珍」がつきそうな面白い建造物・物件ですが、少しずつでもここに記録しとくのもいいかもしれませんね。 ということで、本日は和徳の通りにあった物件です。 なんですか、以前はコロッケ屋さんだったとかいうことですが、なんたって、外観から判断する限り、一階部分の天井の低さがファンタスティック(?)ですよね。 こりゃ昔むかしの、まだ平均身長がグンと低かった時代の建物だったんでしょか?って、いくらなんでもそんなワケはありません。 つまり、一階の床自体が外の道路よりも一段低いらしいんですよ。
今でこそコンクリートの基礎部分を持ち上げて、家の床レヴェルが外の地面のレヴェルよりもかなり高い(あ、それは積雪対策もありそう?)ってのが普通ですが、かってはコストの面からでしょうか?やたら床が低くて地面と一緒の高さ、なんてのも(特に店舗では)ケッコウありましたね。
それが前の道路のほうは舗装されて、痛むと再舗装の積み重ねで次第に高くなっていく⋯なんてことだったのかどうかは定かではありません。 長年このお店を(現在は廃業しているようですが)見続けてきたワケじゃありませんから。 ただ気になるのは、上の窓ですよね。
もしこれが二階の窓だとすると、一階の天井と言うか、二階の床っていうか、その部分がかなり薄くなきゃいけません。ただし、吹き抜けになっているようにも見えないんですが⋯ 向こうには「一般の」住宅が見えてますでしょ? その二階の窓の高さを見てください。確かに基礎部分からして高いワケですから、その分を差し引くとしても、ずいぶん「差がある」と思いませんか? もっとも、この手前の家、ほんとうに二階建てだったら、その二階の内部空間は案外オモシロそう。 たぶん表の通りに面した窓に向かって低くなってく天井、右手を見ると、畳のすぐ上で開く窓、てな感じでしょうかね。 左側に見える建物の後半部分はなんだか物置化してるみたいですが、全体的に「軒の低い」この手の建造物は現代の生活からすると使いにくいんでしょうか。
生活自体がイス中心となってくるとアイ・ポイントは畳に座っていた頃よりも高くなって、そのぶん天井高も必要になってくるのかもしれませんが、こんな「嵩高くない」家ってのもなかなか面白い存在です。
久しぶりの秋晴れで、きれいな青空でした。 ただ、さすがに日は短くて、夕暮れが早くなってますよね。それがイチバン季節を感じさせてくれます。 冬至に向かって、まだまだ短くなって行くんだよな〜。
|