Hilltop SOBA

Blind navigation


07-11-02 THU.






本日はまた、かなりコアなお蕎麦屋さんに案内していただきました。
場所が場所だけに、まずクルマでなきゃ無理だろな、てな山の中(山の上?)なんですが、それでもちゃんと探し当てて辿り着いてるらしきお客さんが他にもおられましたから、やはりそれなりに「目指して」来る方も多いのでしょう⋯っつうか、あの場所を「たまたま通りかかる」っちゅうことはまずないでしょうけど。
って、そんくらい山の中なのでございます。
NAVI があるんだったら『そば処 楓:茨城県石岡市根小屋1152』←これを入力してみな。

なんだか、そんな辺鄙なとこに藩麦屋を開くなんて、そ一と一な「凝り凝り」の店主では?なんて気もしたのですが、入ってみたら、あんまりそんな偏屈そうなとこもない、実直そうなご夫婦が営んでおられるようで、ちょっとホっといたします。
ヘンに作務衣なんぞ着くさって客前に出てくるよな「勘違いオヤジ」がタマにいますが、ぜんぜんそ んなじゃありませんでした。

で、そんなことはともかく、カンジンのお味ですが、これがまあ、実に「よろしい!」。
ま、ハッキリ言ってわたくし好み!
蕎麦自体はやや平打ち気味の仕上がりですが、秋田県 鹿角市 花輪の切田屋のよりは薄く、かつ幅も狭いので、かなり細身に感じられます。
ツユは江戸ぶりのストロングなものではなく、豊かな味わいと優しさを湛えた丸みのあるもので、あ る種の軽さも感じられる好もしいものでした。

さて、面白かったのはそっからの帰り道ですがな。
いいですか?ワタクシ「ここら」はまったく初めての場所でモッチロン知ってるハズありませんねん。「なのに」きた道を戻ろうとする現地人に「いいから、ここで曲がらないで真っ直ぐ行って!」やら「そう、いいからこの道を真っ直ぐ行って!」などと続けざまに指示し、不安がる現地人を説き伏せて「言う通りにしてればつくばに着くから!」と案内(?)したんですわ。
もっちろん NAVI なんて無いし、ロードマップも無し。ただただカンが「こっちだ!」ちゅうのを信じて強引に言う通りにさせたら⋯あらまあ!なんとほんと〜に赤城山の峰を超えてつくば市が見えてきたじゃないの!まったくの野生のカンだけで「いいからこっちへ行け!」ゆうてただけなのにね〜。
それがホントに着いちゃうんだから大笑い!しかもどうやらそれ、最短コースだったみたい。

そういえばワタクシの奥さんのお兄さんの結婚式が青山であって、都下・国立からクルマで向かったのですが、ちょうど順法闘争で国電が動いてないせいで道路がめっちゃ渋滞してたんですわ。
そのときもまた助手席のワタクシが「初めて通る径ばっかりなのに」そこを左、この線路沿いを走って踏切のとこで右へ!などと「あたかも裏道を知ってるかのように誘導し」、国立から青山に向かった三台のクルマ中、ただ一台だけ目的地に着いたのでございましたよ。
他の二台はダメだ!ゼッタイ間に合わねえ!ちゅうて私鉄の駅でクルマ捨てて辿り着いたってのに⋯
あくまでも結果論ですがカンだけでたどり着ける特技があるみたい⋯

permalink No.2020

Search Form