Keep it white !

Polluted ? arranged ?


07-11-17 SAT.






ちょっとばかり、ご飯と麺類について話す機会があって、ご飯を白いままで食べたい、したがってドンブリものなどは言語道断!てなヤツがいたなあ、と思い出したりしましたが、今日になってトツゼン、まだ若かったころにバイト先で出会った K さんってひとを思い出しました。
たしかワタシよりもひとまわりは上だったようにキオクしていますが、そのひとが実にもう徹底しておりまして、築地あたりだったと記憶する彼の行きつけのお店では、彼のだけ、カレーにスプーンが二つ付いてきておりました。

そう、ライスのお皿と、それとは別にあのアラジンのランプみたいなカッコつけた容れ物にカレーが、ってお店なんですよ。
もちろん彼以外はみんな当然、そのカレーをライスに思いっきりダイナミック(?)にかけちゃうんですが⋯
いやもう、最初に見たときはふざけてるのかと思いましたよ。
つまりね、まずカレーはカレーでひとさじ、お口に入れると、スグさま(!)別な「ご飯専用の」スプーンでご飯をロへ!ほんと、それ見て笑いださなくてよかった⋯つうか「びっくりしてた」ってのが大きいかな。
そうまでしてご飯をカレーで「汚し」たくないのでしょうか?
しかも、すでに口のなかは「カレーだらけ」なワケでしょ?

いちおう、その職場では「大先輩」なワケだし、ワタシらアルバイトは思わず見交わし合って「どうよ、これ?」と無言の会話をまなざしだけで行ってはおりましたが、やはり誰ひとりとしてその件で突っ込む勇気は持っておりませんでした。ここは笑っちゃいけないらしい⋯とね。
唯一のすくいは「普通に」ご飯の上にカレーかけちゃったワタシたちの皿は「見ないようにして」その食べ方を叱ることは控えてるらしいってのだけは判りましたが⋯だってそんなこと怒鳴りつけたら周囲の「同じようにして食べてる他のお客さん」に失礼にあたる、てな最低限の慎みでもあったんでしょ(たぶん)。
そんなビミョ〜な空気のなかで食べたカレー、おいしかったんだかどうだか記憶がありませ〜ん。

ま、たとえ、すでに口のなかがカレーで「汚染(?)」されていたとしても、やはり、そこに投入される「まっさら」なご飯がよりいっそう趣きを増すのでしょうねえ。
質の良いコメをまっとうに炊いた美味しいご飯ってのは、それだけでもなかなか食が進むものではありますが、だったらカレーなんぞより、少量のタクアンやら佃煮、潰け物などと組み合わせたほうがヨいような気がするんですが、うん、そんなひとでもやはりカレーは食べたいんでしょうねえ。

え?ワタシだったら? う〜ん、美味しいご飯には納豆やらタマゴかけご飯、はたまたそぼろなどの三色井なんて、ついついなんか「かけちゃう」のも大好きなんですけどねえ。
その先輩にそんなとこ見られたら、きっと「ばっかも~ん!」て叱られるてたんだろな⋯
さいわい、その先輩と一緒に食事ってのはその一回きりでしたけどね。
それ以外にも他の(もっと上の)先輩と一緒に、ってのはありましたけど、カレーじゃなかったんで目立ちませんでしたっけ。つ〜か、その先輩の先輩はごく普通にご飯になんだかんだのっけて汚染(?)したのを美味しそうに食べてましたからねえ。モンダイの先輩についちゃ誰もが「見ないようにしてる」って変な食事会でしたっけ。

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