Rise & fall of auditorium

Side of university


07-11-27 TUE.






久々に復活、というか「忘れたころに」やってくる(?)弘前の突き当たり、再登場でございます。

このトップ画像(↑)ですが、もしかすると、弘前大学に通っていた、それも教育学部あたりでしたら、案外、見慣れていた光景だったかもしれません。

左側の赤煉瓦は「弘前銘醸」の倉庫として、昔であれば「富田の赤練瓦」として、本来ならば実に印象的な突き当たりの光景を見せておったものなのですが、残念ながら開発も進み、その「突き当たり部分」は練瓦摒が取り払われ、現在ではスーパーとディスカウント酒店のパーキングとなってしまったのでした。
その名残りの赤練瓦の印象に助けられて、この「弘前の突き当たり」シリーズにも採用されてはおりますが、実際、それが無ければ、もう「なんということもない」タダの突き当たり、ってヤツですよね?

正面は国立の弘前大学なんですが、少なくともこっから見る限り、ま〜ったくそれらしいところもない「情けない」突き当たりでこざいます。
もっとも、いまどきの大学に、かっての「最高学府」てな重々しさなんて減多に無いようですから、そんなもの期待するほうがマチガっとるのかもしれませんが⋯

先月の末に行われてた学祭に、ちょともぐり込んでもみましたが、ま、どこにでもあるよな普通の建物(おそらくコスト・パフォーマンスから言って、似たり寄ったりになっちゃうんでしょね)だらけで、例えばかって国立(コクリツじゃなくクニタチ。中央線の国分寺と立川の間に出来た分讓住宅地だったので国と立で合成した地名)に住んでいたころ、よく散策した一橋大学なんて、いかにも、な大学らしさがあったものですが(あ、今は知りませんよ。あの講堂とかもまだあるんでしょか?)、最近の大学ってそんな「らしさ」に欠けてますよね。
あっ、それって、もしかすると「講堂」ってゆう一種のシンポルの衰退に関わっているのかもしれないな。

有名な東大の安田講堂にしても、ある意味、その大学の「象微的存在」なんじゃないか?って気がするんですが、どうも最近、そんな「突出した」講堂って少なくなっちゃったんじゃないでしょか。
もしかして、そんな象徴みたいなもんが「なまじあるから」、そこを占拠しょう、なんて過激派を誘導してしまうんだ!てな視点から、尖塔を備えた「講堂」ってヤツが廃ってしまったのかもしれませんねえ。

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