Tasting or selling ?

Both limits aren't the same !


07-12-07 FRI.






仕事の段取りでクライアント側に「ちと」手違いがあったらしく、それを待つ間のヒマつぶしに大鳄の町を久々に歩いてみました。
とは言っても、大鳄の町そのものは自転車で、あるいは車でよく来てはおるのですが、どちらにしても、歩くよりは早い速度で通過しているところが多く、そこをゆっくり歩いてみるってえと、初めて気がつくこと・ものがけっこうあって、これはこれでなかなか新鮮でしたよ。
自転車でだったら通り抜けること自体(不可能ではないにしても)ちょっとはばかられるような狭い抜け道なども、徒歩でだったら気軽に利用できますし、川面に近いとこに降りる階段なんかもそうですよね。

ただし、いまどきの地方都市がみんなそうであるように、ここも空き店舗が目立ち、町全体の活気があまり感じられません。
なんとか町議会でも可決に持ち込めて、スキー場の営業は今季も続けることは出来るようですが、なんたって最初っから大赤字ってえもんを抱えていますからねえ⋯
そりゃ町だってゲンキが無くなるのは無理はないのでしょう。

あ、でも、こないだ新聞で金のコケシに関連して、黒石市の赤字額ってのを見ましたが、二億円近い値段で売れたとしても「焼け石に水」てなスケールだったとは!
なんだか大鳄を上回ってますよね?
第二・第三の「タ張」か?

ところで、最近やたら「賞味期限」の改竄がモンダイになっておりますが、先日も業者さんと話していてそれが焦点となりました。
大企業などでは、まるでそれが「だからウチは信用できるんだよ」てな感じで「旱め早め」の廃棄時期を設定したりしてるようですが、そもそも、その材料個別の生産地から配達されるまでの途中経過も違えば「実質的な」使える期間も違ってくるハズなのに、「一律に」日数で切ったりするから、現場では経験からくる五感による「ちょっとこれ、ダメになりかかってない?」なんて自己判断を押しのけて「これ、まだまだ使えるじゃん!」てなことになるんじゃないでしょうかね。
逆に、まだまだ使える食材を、タンジュンに一定時間が経過したから、と廃棄してしまう。それって地球にとってはどうなのよ?ってことですわ。

そりゃ、そういった食材に対する知識や、長年にわたって培ってきたカンみたいなものがないパートさんやらアルバイトでは、キケンを避けるため、早めの廃楽はやむを得ないのかもしれないけど、ホントのプロは未熟→登熟→熟成→腐敗という「流れ」をよく理解し、もっとも良いところ(決して「新鮮なところ」とは限らない!)を活かしています。
なんだか免罪符みたく使われてる「賞味期限」そして「消費期限」って、なんなんでしょね?

permalink No.2055

Search Form