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Casual heritages around town


07-12-19 WED.






いまや絶滅に瀕しておるレトロな、かと言って自治体が「保存」に動くほどのピュアさも持ち合わせない「中途半端な」物件ってのはまだまだ市内にけっこうあるんですが、そのへんのファジーなとこ(?)が好きなワタクシとしちゃあ、せめて画像ででも保存しとくっきゃ出来ないワケで、いささか歯がゆいけど、ま、それもしかたないことなんでしょうね。

本日のトップ画像も、市内にあって実際に営業しておられる店舗のようなのですが、二階部分の左側の戸袋にで盛られた「平尾松月堂」という文字から推測するに、かっては、そんな名前の菓子店でも営んでおったのでしょうか?
夏祭りの山車なぞが前を通ったとき、ご覧の二階部分のガラス入りの雨戸はすべて左の戸袋に蔵われて、開け放たれた障子の奥で膳を囲んでいた家族、知り合い、そして「招かれた」お得意さんなどが、手前の手すりにもたれかかりつつ、曳かれてゆく山車を楽しんだ夏の宵の光景なぞが想像されます。
その二階の床面の高さ(左右と比較していただければすぐ判ります)からすると、そこそこな「大店」だったのかも⋯

ところで、こんなふうにトップ画像について説明もしておらなかったせいでしょうが、昨日の画像については、まったくなんの反応もありませんでしたね。
ま、どうリアクションしていいやら、戸惑っておられたかたが大半なのでしょう。

これはまったくの「私見」かつ強引な「独断」と申し上げてもよろしいのですが、実は「料理と書き文字」の間には「密接な関連があるのではないか?」と考えております。
あくまでもワタクシの体験した範囲内では、という断り書きがつくにしても
字が汚い店は味も悪い
という、かなり確実な「手応え」を感じておるのですが、経験ゆたかなみなさまはいかが思われますか?

いままでのところ、ほぼ「的中」しておりますが、それ、店主が自分で料理もするし、外に出す張り紙なども自ら「書いておる」場合に限定されるのはもちろんで、それぞれ違うひとがやってるとこじゃ当てはまらないようです。
もっとも、そんな場合でも「ちゃんとした」主人でしたら、それにも気を配るハズてな気がしますから、案外、この珍説も通用するかもしれませ〜ん⋯

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