In my memories

Can’t believe myself ...


08-01-27 SUN.





フと思いついて、iTunes で懐かしいナンバーが手に入るかどうか調べてみました。

そしたら、まあ、あることはある、ってケースもありますが、その歌手のは、オムニバスに収録された数曲のみ、しかもバラ売りしない!なんてイケズな場合もあって、なかなか思うようには見つけられません。

あと、そのひとの曲はけっこうあるのに、お目当てのナンバーだけが見つからない、なんてケースもありました。例えばメル・トーメの「バードランドの子守唄」とかね。

そう言えば、最近ではもっぱらキリ・テ・カナワで聴いている、ヴィラ・ロボスのブラジル風バッハ第五番からの「アリア」など、実は最初に知ったのが昔のジョーン・バエズのアルバムからだったのですが、試みに検索してみても、その曲はまったく影も形もありません。

そして歌手そのものがなんで無いの?って感じだったのはニール・セダカでしょ。
あのひとって、けっこうー世を風靡してたような気がしてましたが、そうでもないのかなあ?
あるいは権利関係が複雑で、このようなダウンロード・ビジネスには「適合しない」なんてことがあったのかもしれませんが⋯
ただし別な意味でちょっと困惑するような経験もしております。いわゆる再録音ですね。
日本では汚い声(?)のブレンダ・リーで有名な The End of the World ですが(あ、それは昔のハナシで、その後、カーペンターズのほうが有名になっちゃってるか?)、そのオリジナル、スキーター・ディヴィスを探してみたら、れれれ!これはなんとしたこと!
いったい何回吹き込んでるのよ?と言いたいくらいどっさりリスト・アップされてるじゃん!
もっちろん全部聴き比べるよな根気などワタクシにあるワケもなく、ミゴトに敗退いたしております。
ま、別に今すぐ聴きたい!ゼッタイ聴きたい!てな欲求があるワケでもないので、また思い出したら、かつゲンキで、全部聴き比べてみよう、なんて野心が持てたときにでも取り組むことといたしましょ。
つ〜か、二・三のテイクを聴いてみたけど、ん〜?どれもちゃうなあ、って感じ、こんな「どシロ〜トっぽいネエちゃん」が歌ってるよなのじゃないんだよな〜、と疑念が湧いてきたってのがそれ以上つっこまなかった理由なんですけどね。

でもねえ、久保田麻琴ちゃんの「国境の南」でもそうでしたけど、だいぶ前に聴いてて「あれ、すっごい良かったなあ」なんて思ってるのって、実はかなり記憶のなかで理想化、あるいは美化されちゃってるヴァージョンなワケで、久しぶりに実物を聴くと「あれ?こんなだったっけ〜?」てなことになる、ってのもけっこう「ありがち」。

うん、もしかすっと、そうやってオリジナルなんぞ探したりせず、ココロのなかで鳴っている音楽はそのままにしといたほうが案外いいのかもしれませんね。

あ、そうそう、これは後日談なんですが、「悲しきクラウン」って曲が昔(ちゅうても、もう半世紀以上も前になりますけど⋯)好きだったんですが、なんでかそれ歌ってるのがヘレン・シャピロだ、思い込んでたんですわ。
いっくら探してもみつからなくて、ネット検索で曲名だけ入れてみたら⋯
ニール・セダカ?へ?どゆこと?わ、ワタクシが間違えて覚えてたワケ?

実際に「ニール・セダカ、悲しきクラウン」で検索したら⋯ありましたがな!これや〜!

ついでにもひとつ後日談を!The end of the world についちゃスキーター・ディヴィスなんてメじゃないテイクに出会って、それ以来それが原器になっております。
歌ってるのは、昔は嫌ってたジュリー・ロンドン!いやあ、すっばらしい!

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