Dark is the night

So many stars around us


08-02-20 WED.





日中はけっこういい天気でぽかぽかだったけど、夕方、いつものスーパーで買い物をして出てきたら、あらら〜?けっこう雪が降りしきってますよ?
振り返ってみれば、そのスーパーの屋上のライトが、その雪のなかを上に伸びていく光の束を作っておりました。

うん、ふだんはあんまり気づかないけど、こんなふうに雪が舞っているときには、そのゾーンがはっきり判って面白いですね・・・なんて言うのはホントは不謹慎かも?
え~、なんで不謹慎か?って言うと、ワタシは門外漢なんですが、「天体観測」にはヒジョーに「害になっておる」のだそうでして、なかでも、このように上空に向けて照射されてるのがイチバン「たちが悪い」んだとか。

どうやら大気中には、その一個っつはきわめて微細な「さまざまな」粒子が浮遊しておるらしく、それらが照射されることにより全体としては「ぼわ〜」っと光り、そのために等級の低い、いわゆる「暗い星」なんてのが、ますます「見えにくく」なる、と。
それを称して「光害」なんて言うそうですが、どうもあちこちの天文台が、周辺の開発によってどんどん環境が悪くなり、夜になると「真っ暗」になっちゃうよな過疎地、あるいは僻地へ逃亡(?)してくのも無理はないんでしょうね。

もうかなり前のことですが、なんでか急に「天の川」を見たくなって、クルマで山の中腹のスキー場まで行ってみたことがあります。
駐車場には、他にもクルマがいて(それはどうやら「おデート」っちゅうやつらしく)きっとおクルマのなかでは親密な「かたらい」をされておるのでございましょう。
そうゆう方々の邪魔をせぬよう、なるべく離れたとこに駐めてライトを消し、外に出て上を見た瞬間、それまで見たことがないような「満天の星」に息を呑みました。

いつも街なかにいて、それでも東京で暮らしてたときには見えなかったよな細かい(あ、ちょと「非科学的」でしたねえ。暗さは、星のサイズによる場合ももちろんありますが、むしろ地球からの距離のほうがモンダイでしょう)星まで見えて、やはりイナカは星がきれい!なんてホザいてたんですが、いやもう、星が見える、ってのは「どうゆうことか」ってのをたっぷり思い知らされたものでした。

宇宙から高感度カメラでとらえた日本列島が、ほぼその地形が判るほど「光で溢れている」のを見て、スゴいなあ、なんて感心してましたが、そんだけ無駄(?)な光を宇宙空間めがけて洩れ出させているワケでしょ?
どうやら日本全国、どんな山中でも、もはやそんな街の明かりや、クルマのライト等々で「汚染(?)」された天空は、地上からの光学望遠鏡による天体観測にとっては、ますます絶望的になってってしまうんでしょうか⋯

ま、一方では函館のように「夜景」が観光資源、なんてとこもありますが、おなじみ、中心街の空疎化で街の活性が落ちてきて、その売り物の夜景がショボくなった、なんて嘆きも聞こえてきます。 う〜ん⋯

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