Diversity lost

Rise and fall of market


08-02-28 THU.





今日は仕事で黒石まで行ってたんですが、クルマで来たついでに、ってことで猫缶の安そうなホームセンターに寄って仕入れていこう、と思いついて郊外のショッピングモールに行ってみました。

あららら〜?大きくとった敷地のなか、ホームセンターに近い側で割と目立つとこにあった和食と回転寿司のお店「だったとこ」がもぬけのカラ! 三ヶ月ちょいでダメになったようです⋯
う〜ん、まあ確かに見たところモール全体が平日とはいえ「あまりに」客が少ないよねえ。

黒石ではこことは市心部を挟んだ反対側にあったジャスコも撤退するそうですから、やはり黒石市って周辺の(とゆうとそりゃ弘前市のことですけど)商圏に客を持ってかれちゃってるんでしょか?
かって中心となる商店街(市ノ町、横町、甲徳兵衛町、油横丁をつなぐ通り)に「カネチョウ武田黒石店」と「大黒屋」という二つのデパートまであった黒石市でしたが、やがて市の郊外に出来たジャスコに客を奪われ、そのジャスコでさえも弘前の郊外型店舗群に客を奪われる⋯
クルマに依存する生活は「買い物なら弘前まで行くか?」ということになって地盤沈下する、と。

ところで、そうゆう大型店舗の消長ほど話題にはならないけれど、個人の商店でも「いつのまにかヤメちゃってた!」ってのが増えているような気がしています。
たとえば、弘前の「かくみ小路」にあったラーメン「特一番」。
ある日その前を通ったら「貸店舗」になってました(一度も入ったことないけど)。
また取上(とりあげ)にあった寿司の「えび新」も入ったことなかったけど「閉店」のお報せが貼ってあります。
また茂森でも田沢食堂の筋向いにあった別な食堂が姿を消しました。

もちろん夫々のお店が「閉めた」事情は様々でしょうし、それをまとめて云々するのはどうかと思いますが、客の立場からすると「また撰択枝が減っちゃったね⋯」という「寂しさ」を感じてしまうのはいたしかたありません。「ウマいとこは消えねえよ」っちゅう某氏の指摘はともかく、やはり色んな店があったほうが面白いですよね〜。
そして美味い不味いに関係なく人間は加齢による衰退から逃れること出来ません。どんなに人気あったってお店のかたが「もう無理⋯」と感じたら「終わる」のです。

その「撰択枝の多様さを保持するため」タマには「ここ、ちょっとイマイチなんだけどな」てなお店にも顔を出して、少しはその売り上げに「ささやかな」貢献をするのもいいのかもしれません。
こと生物界に限らず、なんにだって多様性を温存することは「将来のために」必要なのだ!
そう。カップ麺などでときたま「正気か?」てな珍製品が出てきて、でも大抵は淘汰されて消えてくでしょ?
それって生物界における突然変異と、それによる「種としての進化」の関係を思わせるものがありますよね。
な〜んて、そんなこと、バカにされそうだからほかでは言わんように!

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