Russian paradox

Degraded copy comes true ?


08-03-01 SAT.





ロシア製のキュートな(あるいは「ちゃちな」とも言う?)カメラ「ロモ」。

元々は日本製のコシナってコンパクト・カメラの「外観を」パクったシンプルかつチープなカメラだったみたいですねえ。
そりゃね、どんどん高性能化して(オート・フォーカスだって測距点を複数配置して精度をアップさせ、さらに光学的「手ぶれ」キャンセラーまで採用しちゃう!)ますます「かっちり」と、写したい対象を「鮮明に」とらえることに邁進した「測定器的カメラ」な日本製高級一眼レフってものが「君臨」しておったカメラ界には「潜り込む」ことは出来ませんでした⋯と〜ぜんだけどね。

それが、世はデジタル化へと進み、初期の「なんじゃこりゃ」的「超」低解像度時代から「あ!」っちゅう間にメガピクセル時代に突入、そーなると高級一眼レフだってデジタル化しちゃうよ、いえ、それどころか撮像素子だって、そんなオモチャみたいな「ちっさい」んじゃなく、35mm フィルムと同じ 24X36 mm だぜ、いえ〜い!
⋯てな「あくまでも」高画質を志向する流れはケッキョク同じなんですよね。
そこで、そんなんばっかじゃ「おもしくない」ってひとたちにウケ始めたのが、冒頭で名前を出したロシア製の「ロモ」や、デジカメだったら Xiaostyle などでした。

そのアイマイモコとした描写性能が「なんでも写しちゃうぜ」ってのとは正反対(?)まあ、力ンタンに言えば「ある程度は写ります」みたいな「おおらかさ」があるんですよね。
ところが、それ欲しいなあ、と思っても、ロモなんて、いまさらフィルム現像に出して、出来たプリントをスキャナーで取り込んで、てな手間を考えるとちょっとね〜(あ、あくまでもワタクシの場合は最終的にブログ、というスタイルで「ネットで公開する」ことを目的としておりますので、たとえフィルムであっても最終的にはスキャナーでデジタル化して持ち出す、と)。
Xiaostyle はオークションでしか買えないし、しかもお安くはありません⋯

そこで登場するのが、お馴染み(?)teatimelogic が開発(?)してくれたソフト ROUNDRECT X RUSSIA! こいつはねえ、そこらのデジカメで撮った画を「あたかもロモで撮ったかの如く」に加工してくれる、というスグレものなのですが、ザンネン!タイガーならいいけど、まだレパードには対応してないらしく、まったく働いてくれませんねん。
そこでしかたないので、「自分なりに」それに近づける工夫をしてみました。
iPhoto を使って、さらに素性のいい(悪い?)画が撮れるデジカメと組ませる!

うん、なかなかいいんじゃない?まだちょっと「ちゃう」けど、どシロート(なんの?)としちゃ、まあ満足できるとこまで行けたかも⋯
いや、それにしてもニンゲンって、テクノロジーが発達し、あんなに鮮明な画が「誰にだって」撮れるようになっちゃうと、こんどは逆に「いいかげんな」描写に憧れちゃうもんなんですね。

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