Parker effect

The guitar good for the blues


08-03-03 MON.







ここんとこワザと意識的にブルースセッションには Parker を持ってくようにしていたのですが、さすがに欲求不満になってまいりますねえ。

だいたいニホンでブルース演ってるヒトって、なにかっちゅうとソリッドじゃなくハコモノ、そしてフェンダーよりはギブソン!っちゅ〜手合いが多いみたいでございます。
あ、そしてオトコは黙ってヘヴィゲージ!エフェクター無しの直アンに決まっとる!てなバ⋯うっぷす!ご、ゴ〜ケツ揃いであらせられるようでございますので、ワタクシ、真っ向から「嫌がらせ」として Parker なんてイカレたギターを「あえて」ブルースに投入しておったのでございますよ。

ワタクシがススメるブルース演りたいならこんなギターはどう?ってのには(カッコだけだけど)ヤマハのブルージーンズ・モデルや VOX のティアドロップ、イタリア・エコーのロケス、ロンドン・バーンズの烏賊、カワイのムーン、スタインバーガー、アンペッグのクリスタル、てな「そんなんでブルース演ろう、だなんてもってのほか!」言われそなギターが並んでるよ。
だいたいねえ、ブルースにはこのギターでなきゃ、なんぞと抜かすことそのものが「ブルースなんて出来やしねえよ」っちゅうバカタレであることの証明になってるんだからね。

そうそう、ブルース演るときはスーツでキメろ!なんての、本場アメリカのアフリカ系黒人による本物のブルースマンたちを全否定することだぞ!
もっともレス・コールのトーキョー・ブルースでは「こんなヤツにブルースは歌えない」ってリストに「スーツ着てるヤツ」ってのをちゃんと入れてたな。ただし「そいつが夜、寝るときもそのスーツを着たまま、ってんならハナシは別だが」ってフォロー(?)してたのが笑えたぜ。
スーツとブルースの相関関係なんて「その程度のもん」なんだよ。
そんなカンタンなことも判らねえアホたれども揃いなんだからなあ⋯

でまた、そうゆうアホってのは「まずコピーしなさい」なんてぬかしくさるんだよ。いい?コピーなんてブルースそのものの否定なんだぞ。
コピーじゃなく、オレならその曲をもっとよくしてみせるぜ、ちゅうてパクり→改良、はたまた洗練、あるいはプラス「おちゃらけ」てな「そいつの個性を加えて」曲ってのは変遷してくんだよ。
それが、半世紀以上も前の録音の「忠実な再現」なんぞになんの意味がある?
ありゃしねえよ!
つ〜か、ひとの演奏をアドリブからミスまで忠実にコピーすんならオリジナルの録音を聴いてるほうがはるかにいいぜ。

まず、本気で音楽やる気があるんならコピーするな。
自分でフレーズも生み出せ!誰かの猿真似コピーすんなら、そいつはロッカーやらブルースマンやらゆう「ミュージシャン」には「なれねえ」んだよ!

なんかさあ、モテないヤツがモテるヤツを必死で真似たってモテるようにはならねえんだよ。
それとおんなじ。いっくらカンペキにコピーできた!と舞い上がってても、本物の録音流すほうが喜ばれるってもんだぞ。

permalink No.2142

Search Form