たまごかけうどん
→煮込み肉うどん


2002-11-21
ちょっと前になるけど、とめごろおさんの「カレーうどん」もウマそうですねえ。
でも、ワタクシが最近、うどんで「お気に入り」なのは、香川の「釜玉うどん」をアレンジしたものです。
本来の釜玉うどんは、あのブっ太い讃岐うどんの熱々の釜上げに生タマゴを割り込んでダシをかけ、混ぜくり倒して食べる、ってものでございます。ってのをテレビで見ただけなんすけどね(!)、あ、ウマそう、って。でも、蕎麦でもラーメンでもパスタでも「細め」が好きなワタクシが、あのようなゴロっと太いうどんなど、そのまま採用するハズもなく(だって稲庭うどんのほーが好きなんだも〜ん!)、とーぜん「太いの」は却下!
では、ワタクシ流の「釜玉うどん(もどき)」の作り方をば。

まず、生タマゴが必要でございます。余談ながら、アメリカでは、ゼッタイ生タマゴを食さないんだそうでございますねえ。なんですか、サルモネラ菌の付着している可能性がきわめて高いためだとか。そのヘン、ここ日本じゃあ、例えばスキ焼きでも使うし、牛丼にもつきものだし、月見そば&うどん、そして究極の「美味」、生タマゴをカチャカチャしてお醤油をさし、これを熱々のご飯にかけていただく、まっことシンプルにしてココロ暖まる「たまごかけごはん」という至宝(?)がございます。ま、それの釜上げうどん版である、とご理解いただければハナシは早い、と。

ところで、お宅では生タマゴ、どちらで保存しておられますか?室温で充分、という説もございますが、大抵のお宅では、冷蔵庫内のタマゴ用のポケットに入れておられるのではないでしょうか?さすれば、タマゴちゃんはキンキンに冷えておりますねえ。それではいささかモンダイがございますので、うどんを茹でるために沸かすお湯をかなり多めにして、沸騰したら乾麺のうどんを入れる前にどんぶり、あるいは深皿にお湯を分けます。そしてうどんを茹で始めると同時に生タマゴを、そのどんぶり又は深皿のお湯の中に入れて温めます。(お湯はまず器に熱を奪われ、冷たいタマゴにも熱を奪われますので「茹でタマゴ」化するコトはございません)
あ、そうそう、ダシに関しては、ストレートが好きな方は「美味しい」醤油だけでもイケますが、おヒマな方はやや濃いめのそばつゆをお作りくださいませ(ただし量はかなり少なくてケッコー)。それはメンドくせ、ってえ場合は、御馴染みの「にんべんのつゆ」、これだけで充分美味しくいただけますですよ。
うどんが茹で上がる頃合となりましたら、どんぶり又は深皿に入れておいたお湯の中からタマゴを取り出し、だいぶ温度も下がっているハズのお湯は捨てましょう。菜箸でうどんを掬いあげ器に入れてからまた鍋に戻す、ってのを何度かやって、そうしますと器がまたぐ〜んと熱くなりますんで、そこに先ほどのタマゴを割って、その上に茹で上がったうどんを菜箸で掬い上げては乗せて行きます。さて、次は器の中で手早く熱々のうどんとタマゴをよ〜く混ぜ合わせます。この際、ワタクシはホイップ感覚でやっちょります。するとタマゴ&うどんが混じり、カルボナーラ状(?)になりますので、ここにお醤油なり「にんべんのつゆ」をかけて(さっとひとまわし程度)さらにひと混ぜして完成でございます。薬味はアサツキや万能ネギを刻んで。フリーズ・ドライのネギでもいいですが、なんだったらネギ系無しでもかなりイケます。そうなるとますます「たまごかけごはん」の「うどん版」って味になりますが。
本場の讃岐うどんによる「釜玉うどん」からは、かなり「逸脱」しており、同じ名を名乗るのもおこがましいので、いっそ「たまごかけうどん」とでも称したほーがいいかもしれませんね。

・・・ と、その気で買い物に行ったんでございますが、これはどうしたこと!外はなんという冷えこみ!めちゃめちゃ寒いじゃあ〜りませんか?うむっ!こゆ時は予定変更して、豚三枚肉のしゃぶしゃぶをアレンジした「煮込み肉うどん」にいたしましょ。そーなると、ブっ太いうどんじゃないとね。だって細いのなんて似込んだらトロトロになっちゃうじゃん。
土鍋でお出汁をとってまず白菜から(この時2cm角のバターを入れるのがちょとしたヒミツ。白菜が甘くなります)、煮立ったとこで薄〜くスライスした三枚肉も入れて、また煮立ったら太いうどんを入れ、お醤油と味醂で味を整えて出来上がり!お麸なんかも加えても良さそうです。こゆのフーフーして食べてると「ああ、冬だなあ」って感じますね。
あれ?ここんとこ、こんなんばっかだなあ。
いったいドコが「ブルース日記」なのでしょう?
ま、いっか?
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