VISTAQUEST VR1005

Small enough but not "Sure enough"


08-03-26 WED.





これ(↑)なんだか判りますか? そ!VISTAQUEST って銘打たれてますねえ。

この状態から赤い部分をホールドして手の中に見えてるストラップを引くとケースがズレて丸穴とこに撮影レンズが現れ、親指の先にはファインダーのつもりらしい部分が立ち上がってくる、っちゅう「このサイズでありながら」130 万画素のデジタル・カメラなのでございます⋯
たぶん、これより小さいトイカメラは無いんじゃないでしょうか。
あ、隠し撮り用のスパイカメラじゃもっと小さいのありますけどね。そのような特殊用途を必要としてるのはイケナイ用途で欲しがるヘンタイさんだけでしょ。

この VISTAQUEST VR1005 ってのは、いわゆるトイ・デジ、はたまたデジタル・トイ・カメラっちゅう分類になるらしく、一般的なデジタル・カメラが「いかにして美しい画質を提供するか」に没頭(?)してるなか、それにはワザと(?)背を向けて、ピント?いいかげん!画質?ガラケー以下!色調?デタラメ!ファインダー?ただの枠なんでタダの気休め⋯てなこれ以上(以下?)無いようなケツまくりっぷりで、それでも SD カードに画像は保存保存できる!ってとこが千デジ(ほぼセンエンちゅうデジカメ)とはちゃうんだぞ!てなシロモノなのでございますよ。

ええ、名前だけは Polaroid でデザインもいいし「それっぽい」ヤツも「それこそ千円で」買ったのですが、それって撮影した画像を「電池が生きてるうちにパソコンに移さないと」全画像がウソみたいにキレイさっぱり消滅する!っちゅうクセモノでございましたっけ。さらに撮影しようとシャッター押すと「あ、お呼びですか?え〜と、もしかすると撮影したい、ってことでしょか⋯ちょっと待ってくださいね、イマ係のもの呼びますから⋯お〜い、これ撮るんだってよ〜」てな社内連絡(?)に手間取るんでしょうか、いいですか?こっちがシャッター・ボタンを押した瞬間から二秒ほど遅れて実際の撮影が行われるのでございます!
ハイ、するとど〜なるか? お判りですね?「ワシゃこんなもん撮っとらん!、いや、その前にワシが撮った画像は無いんかいっ!アホかっ!」

そうゆうセンデジに比べたらまあ「ちゃんとしてる」と言えないこともないかもしれないかな〜なんちって⋯

実はファインダーってのが「ただの枠」でして、なんの役にも立ちませ〜ん。
ですが、逆に「そんなもんアテにするからいかんのじゃ〜!」テキト〜に西部のガンマンみたく、腰だめで撃つ⋯うっぷす、撮るのじゃ〜!
さよう、実はこれクライアントからの依頼で同業他社のキャンペーンなどをスパイしにく道具なのでございます。
完全に手の中に入りますから、ターゲットの方向にカンで向けて撮影する、と。
あ、ワタクシくらいこの業務に慣れておりますと、ターゲットではない別なもんをじ〜っと凝視(もちろん凝視してるポーズね)したまま、手の中のコイツはそれとはぜんぜんちゃう方向の対象商品を撮影するんですねえ。
ここで重要なのは量目と価格ですから「それが読める程度の画質」で充分なのでございます。
なんたってこの VISTAQUEST、ナマイキに近接撮影用の「接写ポジション」があるので便利なのですよ。

もっとも「遊びと割り切って」創作活動に使ってもみましたよ。
ええ、クセが強すぎて、それよりは普通に撮った画像を加工ソフトでいじるほうが面白いですね。手間はかかりますけど!

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