Decoration in the street

The sense of each seasons


08-04-25 FRI.





いや、いまでも、こんな(↑)「商店街の飾り付け」ってのが健在だったんですね。

春には桜にあやかってこんなピンクの花が、新緑の季節にはもちろん鮮やかなグリーン、そして紅葉の時期ともなればイエローとレッドで秋の彩りを⋯
むかしはこれ、大っ嫌いでしたよ。チャチだしウソくさいし、ってね。

ま、今だって「好ぎになった」とまでは言えませんが、それでも以前ほどはハラ立たない、っつうか、ま、これはこれでいいんじゃないの?てな気がしてまいりました。
たぶん、それには向島の(あ、いまは業平ですが)りっき一さんと知り合い、よけいに東京下町の良さみたいなもんが身に染みてくるにつれ、浅草の仲見世などの飾り付けのエグさなんかがすっかり平気になってきた、ってのが効いてるのかもしれません。

いちお一、若いウチは、カッコつけて、お酒落(?)なジャズなどかかってる店でひとりジンライムを傾けたり、てなトーキョ一生活も「齧ったり」はしておったのですが、どっちかってえと「その道」は、カッコいい・イコール・カネかかる、てな図式になりがちなんですよね。

まあ、ふんだんにお力ネのあるかたならそれもいいでしょが(って、そゆひとに限って「見た目」がその〜、なんてえケースが⋯いえいえ、そじゃないひともいますけど!)それとはまったく違う、「粋(いき)」って言うんですかねえ、カネじゃねえよ!ってそうゆうものの気持ち良さ、そこらが下町に出入り(?)してると「来る」ワケですよ。

ああ、そりゃ、カネは無いよりはあるほうがいい、ってのは確かでしょ。
でも無いほうにしても、あるほうにしても、この域を超えちゃうと、てなゾーンが存在してるよな気がいたします。
いっくら粋だねえ、とおだてられても、ニンゲン喰うもの喰わなきゃ死んじゃうし、逆にあり過ぎると税金対策やら死んだあとの相続なんて考えてたら粋になんかなれるワケない⋯

さいわい(?)ここにおみえになる方々は、充分にその「粋」になれるゾーンに首までどっぶりてな有資格者ばかり(?)でしょうから、そこらダイジョウブ(なにが?)⋯
てなことはさておぎ、商店街の飾り付け、ある意味、ひところ流行った(のか?)ヘンにデザインされた「街灯」にもなにか共通したものを感じませんか?

一見、UFO かいな?てなヤツや、ど〜見ても意味不明なカタチ、さらには「あからさま」過ぎて笑えるもの、中には、意欲は買うが⋯なんてのもあって、そこら、これこそ「昭和」だなあ、って妙になっとくしちゃうんですよね。
この、商店街の飾り付けってヤツ、一種の文化財として残ってったら面白いなあ。
カッコつけた町並みもいいけど、こうゆうのに「懐かしいな⋯」なんて感動してくれる年代層は、もう出現してきてると思うし⋯

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