Defensive maze

Stranger's nightmare...


08-04-26 SAT.





この時期、街なかをクルマで移動しておりますと、なんだかミョーにフラフラと、自信なさげに走っているクルマに追いついてしまいイライラしちゃう、てなことがあるようですが、そんなとき、ナンバー・プレートを見るってと、「う、やっばし!」てな県外ナンバー、ってことが多々ございますね。
あ、盆や正月の他県ナンバーってのはたいてい「ここ」出身のかたが帰省して来てるケースが多いんで、都市再開発で新造された街路以外は「知ってる」らしく、さほどモタモタはしてないんですよね。
なにより大体のオリエンテーション、つまり我が家は「あっち」だし、この道を行けば「あのスーパー」に着くハズ⋯てな大雑把な土地勘はありそうですからね。

でもホントの観光客はそうゆうカンが働きませんからねえ⋯

なんたって、もともとが城下町ですから、枡形とかワザとズラした交差点っちゅう防衛目的の城下町構造が基本(?)な弘前なんて、でなくてもヘンに道が曲がってたり、やたらと一方通行が多かったり(あ、これはもはや全国的傾向だ!てな意見もありましたが)狭い道も多いですから、初めて来たひとにとっちゃ、迷路みたいな「一種の悪夢」てなもんなんでしょうね。

毎年いまごろの行楽シーズンともなると、弘前城公園ばかりじゃなく、それにつながる市街が「もっの凄い人出」になってますが、そのうちのかなりな パーセンテージは「クルマで」来てるようで、郊外から市内に入り、公園に向かうメイン・ルートなんて他県ナンバーがズラ〜っと並んでて大渋滞てな有様です。
ま、てなことゆってるワタクシめも、ちとワケあって福島県は会津若松まてビートで行ったことがあり、そこも同じよな城下町ですから、迷うか?と思ったら、案外すんなり行けちゃったのは、普段、弘前で鍛えてた(?)せいでしょうか?

そこいくと、幾何学的に「美しく」区画整理された街に暮らしてるひと、ってのはこんな弘前みたいなとこに来ると、ワケわからん!ってなっちゃうのかもしれませんよ。
もっとも、碁盤の目状の市街ったってそりゃ中心部だけて、その周辺じゃやはり地形に沿った「自然な」屈曲やら上下があって、キレイなグリッドでなきゃ生きて行けない!てな「純粹培養」みたいなひとはあまりいないとは思いますが⋯

ところで、もうかなり前のことですが、旅行先の京都で、自由時間に一人でさまよってみたことがあります。
ある意味、碁盤の目のほうが判りにくい、なんて思ったの、こんな街で暮らしてる故の「歪められた」方向感覚のなせるワザなんてしょか?

まあ、なんにしても、この行楽シーズン中は、なんだかオロオロしてる他県ナンバ ーがいても、クラクション鳴らしたりせず、そっとしといてあげましょ(?)

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