Hand vs. machine

Hearing vs. Physical analyzing


08-05-08 THU.





先日のイヴェントの打ち上げで、ベーサーMが実にいいことを言ってた、ってのはすでに書いておりますが、そのときも話題になった「楽器」のこと、改めて考えてみると、ホントに面白いですね。

つい先月でしたか、Gibson の Les Paud が 1800 万円とかゆう値段で売り出されてたの⋯
いえ、別にモンクなんてありません。ただ、たかがギターいっぽんにそんだけ払うひとの顔は見てみたいですけどね。
しかも、「鳴り」が重視され、評価される生ギターならともかく、たかがエレキじゃん!
ストラデヴァリなんかとはハナシがちゃうと思うんですが、まあ、ひとさまざま。

だってさあ、ケッキョクのとこ、ギブソンってのは本来、ナマから来てるでしょ?

フェンダーなんてゆうワケ判んねえ新参者(?)が、材木と材木、ボルトで止めただけみたいなシロモノをギターです、なんてぬかしけつかって、さらにハラたつことにそれが売れてるもんだから、ギブソンもピックアップ付けちゃいました、なんて成り立ちだと思うんですよね(あ、歴史的事実がどうこう、じゃなく、その製品の「成り立ち」の概念が、ってことね)。
その意味で、最初っから「電化(?)」されてたフェンダーには及ばないとこがある(なんて言うとギブソン・フリークからは猛反発を喰らいそうだな。ぎゃはは)と。

もっとも、そのフェンダーにしたところで、あまりにも「電化(?)」に頼るあまり、振動モードの解析やら、振動体としてのエネルギー伝達効率なんてえとこをきちんと詰めてなかったみたいで、ヘンなデッド・スポットがあったり、サステインがプアだったり、てな、実際には「アナだらけ」ではあったらしいのですが。

そこら、ベーサーMも言ってましたが、最近の「ニュー・エイジの」エレクトリック・ギターでは格段の進歩が見られます。
Paul Reed Smith にしろ、Parker にしろ、あるいはカスタム・ショップ系やフェンダー改系パクリ・モデルにしたところで、そうゆう振動モード解析やシミュレーションといった、それこそコンビュータ時代のテクノロジーを動員した設計や製造管理が行われており、もはやフェンダーの「いいかげん」さとは大きな隔たりがあるのです。

それはギブソンとて同じで、生(なま)での鳴りを重視するユーザーには支持されるかもしれませんが、「回路」を通ってアンプリファイドされたときどうなるか?については「明らかに」時代遅れなんですよね。
もちろん、だからこそ、この音がいいんだ!てなファンもいるのですが。

どうも、ことギターに関しちゃあ「伝説」ばかりが一人歩きしてるようで、「ハダカの王様」だらけなのかもしれませんね。

うん、そんだけ高いんだからいい音しますよ、きっと! がはははは〜!

permalink No.2208

Search Form