Accident

Around the concerned persons


08-07-07 MON.





なにやら大間岬周辺に取材ヘリが墜落したようですが、そのなかに、地方局のニュース番組でときおり見かけていたアナウンサーも含まれていたようで、見覚えのある顔が、と思うと、なぜかただの事故とは思えなくなるものなのですね。

もちろん、事故がもたらす悲劇はその当事者を「知っている・知らない」には関係ないのですが、これも人間の心理というものでしょう。
もっとも「当事者」とは言っても、被害者ではなく、加害者側だったりすると、もっとフクザツなキモチになるのかもしれません。

あの秋葉原の事件にしたところで、犯人そのものを、あるいはその家族を「知っている」ひとにとっては、とてつもないショックだったのではないでしょうか。
そりゃあ、なかには「うん、あいつだったら、そのうちとんでもないことをしでかすんじゃないかと思ってた」なんて言われそうな「いかにも」な犯罪者ってのもいるでしょうが、なんだか最近の重大犯罪っての、まるでそんなこととは縁が無さそうなひとが、ってケースが多いような気がします。

もしかすると、それだけ「いろんなストレス」をウマく発散させることが出来ない人間が増えているってことなのかも⋯
ま、そゆことは犯罪心理学者にお任せいたしますが、あんまり安直にケツロンなんて出せないことなのかもしれませんね。
社会のせい、ゲームのせい、ネットのせい、家庭環境のせい、交遊関係⋯どうしてもなんかのせいにしないと「落ち着かない」ってのも判りますが、はたして、そんな単純なものなんでしょうか?

雇用不安を始めとする「経済的困窮」がバイアスとして存在するでしょうし、そこにさらに「モテない」という別種の価値軸も関わってくる。
そんな不安の集積と前述の各種のファクター、そんなのがかなり絡み合ってるとしたら、その解明は簡単じゃなさそ⋯
なんにしても、「会えばちゃんとアイサツもするマジメそうなひとだったんですけど」なんてこと取材陣に語るような立場にはなりたくないものです。

あ、語られるような立場、なんてのはもっとなりたくないですが⋯

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