One make special ?

MÖBIUS Z the T.T. Bike


08-07-08 TUE.





↑ なんじゃこりゃあ!でしょうね。

実は「あまりに大事にし過ぎて」滅多に出してこなかった「とっておき」のスペシャル TT マシーン⋯ちゅうても要するにロード・レーサーの変種なんですけどね。
それで久しぶりに路上を走らせております。(さすがにトレカのカーボン・ホイールのままじゃ「目立ち過ぎる」ので通常のホイールを cannondale R700 から召し上げて装着しております⋯)
画像でご覧になって判ると思いますが、きわめて特殊なフレーム構成となっておりますので、厳格に「前三角を基本とする車体に限る!」とするレースには出られませんが、もとっからそんなもん(そんなもん?)にかかわるつもりもないので別にイイのでございます。

それもそうだけど、ナニこのハンドル?と普通のかたは思うでしょうね。
スキーの大滑降(ダウンヒル)競技でのクラウチング・スタイルに近い乗車姿勢になることから D.H. バーと呼ばれる前方に突出したグリップの先端近くを握って肘はハンドル上、左右に配された「肘置き」に乗せると「空気力学的に」洗練された「一種の」流線型となって、普通のドロップ・ハンドルよりもヒトによっては 5% ~ 12% も走行速度が速くなる、言われております。

そうそう、有名なツール・ド・フランスで、それまでの総合タイムで一分以上遅れてたグレッグ・レモンが最終日の個人タイム・トライアルでこのハンドルを使用し、その差をミゴトに逆転して総合優勝をかっさらったってのが「もっともめざましい」違いのわかる事例でございましょう。

まあね〜、なんの世界でも、その界隈で発展してきた歴史っちゅうものがあって、ある意味「美意識」までもがその影のなかに収まってたワケですが、コンピューターを使った振動モード解析、なんてメソッドで Parker なんて「なんじゃこりゃ?」てな造形のギターが生まれてくるんですねえ。
もっちろんフェンダーよりもギブソンの世界にどっぷり、ちゅうかたからしたら「こんなんギターじゃねえっ!」てなことになるんでしょうけど、ワタシなんかからしたら「なんかオモロいことが始まりそう!」っちゅう予感がして⋯え?フキツなヨカン?はは〜ん、アナタ Gibson ユーザーだな?

いいんじゃないの。イノヴェーションっての、全部が全部あまねく受け容れられていくことはないですからね。MÖBIUS Z にしたところで「ゼッタイこの構成のほうが優れている」とかじゃなく「こんな考え方もある」とゆう二十世紀末の徒花としてプレゼンスがあるんですから。

さて、今日は昨日に比べたら一気に 8℃も気温が下がりましたが、でも湿度はありますから、あんまり爽快感はありませんでしたね。
そして予報では、明日はまた 30℃超えの真夏日だって・・・うひ〜

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