Marketing in the net

Fantasy and reality


08-08-18 MON.





今日はクライアントからの紹介で、ホームページを開設したいひとがいる、ということで引き合わせていただきました。
どうやら個人商店を経営されておられるらしく、今後は特産品をネット上でも販売したい、ということで、こちらもいろんなケースを調べて行ったのですが、どうも、お話を伺っておりますと、その販売方法などからいって、あらためてサイトを「いちから」作り上げるよりは、某〇〇市場などのシステムをそのまま利用されたほうが早い(し、スグ「カタチ」になるし、ラクチン)ような気がしますから、後半はむしろ、そのシステムや、実際にここ弘前市内でもそのシステムを採り入れて、かなりな取扱高を記録している知り合いの業者さんもいるので、その現物をお見せしたりいたしました。

その某〇〇市場は、確かにデザインはヒド⋯うっぷす、しょ、庶民的で、まっこと「親しみやす~
い」ワッショイ感(?)つ~か、「ノリノリだぜぇ」感(??)溢れる「お祭りチック」な仕上がりで、いわば近所のスーパーの「特売」のチラシを見てるみたいな「お気軽さ」が売りでしょう。

アンリ・シャルパンティエみたいなケーキのウェブ・ショップなんて、まことにそれらしく「高級感」が漂い、サイトの見てくれだって、マチガイなく、こりゃ「デザイナー」の手が入ってるな?っちゅう仕上がりになってます(あ、某〇〇市場だって、そりゃデザイナーは関与してるでしょうが、なんせ目的とするものが違い過きますから!)。

でも、いくらそゆのが「カッコいい〜!」って思っても、それは扱ってる商品に「合ってる」かどうか?っての、とっても大事ですからねえ。
かたや、一万円もザラっちゅう「高級デコレーション・ケーキ」に対し、一万円もありゃ、ヘタすっと「一年分」は買えるんじゃねえか?てな✕✕✕じゃあ、おのずとそのサイトの見てくれだって違ってきて当然なワケでして⋯

ま、実際のサイトも見ていただき、だいぶ「そっち」方向で話が進みそうな雰囲気でございましたが、紹介してくださった方にかえって気を遣わせてしまいましたねえ。

でもねえ、やはり商売としてやる以上は、特に個人商店なんかの場合、そのひとの「多忙さ」具合も考えとかないと、あんまし手のかかるサイト運営じゃ、かえって商売の足を引っ張っちゃうケースもあるんで、こういう、すでにシステムとして完成している某〇〇市場とかをウマく使ったほうがいいんじゃないでしょか。

最終的な決断はご本人次第ですけど、変な「ネット信仰(?)」に毒されてるかたじゃなくてよかったですよ。
成功談ばっかし聞かされてるかたって、ネットに踏み込みさえすればいきなり売上がヒトケタ上がる、思い込んでるかたもいらして、でまたそうゆうかたに限ってホントに始めちゃうと実際には「こんなに手間がかかるなんて思ってなかった」ゆうて脱落しちゃうんだよな⋯

ホントに「あったりまえなハナシ」なんですが、普通に売っててウマくいかないものがネットで売ったら「飛ぶように売れる」なんてことあると思う?そう思ってるひとってどこで売ってても成功しない率が高いんですよ。

permalink No.2309

Search Form