Missing by the fire
Just about ten million dollars
08-08-25 MON.
| | 先日、例によって岩木川の土手の上を走っていて、フと気づくと、左手、東北の方向に、一段と低い位置に停滞する雲みたいのが気になり、なんとなく撮影しておきました(画像↑)。
それきりそのことは忘れていたのですが、なんと今日になって新聞の地方版で、先日の火災の被害が云々、てな記事を見つけ、え?とバックナンバー(あ、新聞ではそう言わないか?)を探してみたところ⋯こっ、これだ〜!
へ?「浪岡に建設中のリンゴ貯蔵施設、完成目前に全焼」! ぜ、全焼?うわあ、その時間帯、方角から言っても、マチガイない! あれはじゃあ雲なんかじゃなく、火災の煙だったのか⋯
いやあ、それにしてもそんなでっかい施設が、しかもまっさらな新築の状態で「全焼」とは! どうやら不活性ガスを充填した低温貯蔵施設で、酸化を抑えて一年中、ほぼ新鮮なリンゴを出荷でき る、ってんで地元のリンゴ農家の期待も大きかったようですが、まさかこんなことになるなんて! その被害総額は十憶とも言われてますが、いちおう火災を発生させてしまった施工業者の責任、ということで、発注した自治体に追加負担のシンバイは無いらしいんですが、本来なら来月の完成を見込んで、貯蔵の予約をとっていた生産農家にしたら、急いで他の施設を当たらなきゃいけないワケですから、エラいこっちゃ、でしょう。
さて、ひとごとながらシンバイになるのは、その施工業者ですが、貯蔵庫の扉まわりの溶接工事の火花が、断熱材として使用されていた可燃性の材料に飛び散って発火した、ってことらしいですね。その業者が下請けだったとしたら、十億なんて「とんでもない」ハナシですから、ここは、丸ごと請け負ったジョイント・ヴェンチャー全体で「かぶる」んでしょか?
十億の「純益」を生み出そう思たら、もっのスゴ〜い額の発注でも無いと!って考えると、これ、いわば十億の「純損(?)」だよねえ。 もちろん、そこでケツまくっちゃったら次からは入札なんて「ご冗談を」になっちゃいますから、と もかく「完成させないと」ということでしょう。
それにしても、この件を見てると、なるほど、ジョイント・ヴェンチャーとはよく言ったもんだな あ、と感心しちゃいます。 なにもないときはいいけど、いったんこんなことになると「大損」こくワケですから、まったくもっ て「ヴェンチャー」ってヤツだよね。 いやもう、総額で数万円って規模でもミスがないように、なんてゆうこちとらの事業規模からしたら 何憶なんて単位は、せいぜい画質にからむビクセルくらいでしかお目にかかれませんが⋯
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