Four thirds

It means 1.33 inches


08-09-12 FRI.





なにやら松下とオリンバスが合同で、また新しいレンズ・マウントの規格をでっち上げちゃったみたいですね。
撮像素子のサイズで「フォーサーズ」っていうの、フォーサーって単語があって、その複数形みたいに思ってるひともいるかもしんないけど、そじゃないですねえ。カタカナ表記では「フォー・サーズ」。
この場合の Third は「三番目や三塁」の意味じゃなく三つに分けたもの。
なのでアメリカでは 1/3 のことをワン・サードって言い、だから Four Thirds は 4/3 なのだ!
ここで基準となってるのは「インチ」で、つまり対角線長、33.87mm のハズだけど、なぜか 21.6mm というイメージサークルが指定されてますねえ。インチキ臭え⋯つ〜か詐欺臭え!

まあ、いわゆる「コンデジ」なんてのからしたらそれでも「大きい撮像素子」なワケで、しかもマウント規格をキメとけば、どのメーカーのレンズでも「フォーサーズ用」でさえあれば互換性もある、と。

ところが、そのせっかくの互換性ってのを自ら突き崩すよな「新規格」を作っちゃう、ってのはこりゃまたど〜ゆうワケなんでしょ?
どうやらこれまでの規格ではサイズ圧縮効果(?)が中途半端で、例えばベストセラー機であるデジタル一眼レフと「あまり変わらない大きさ」にしかなってない、というのがあるようです。

撮像素子が小さく(とは言っても「コンデジ」よりは大きい!)なったぶん、カメラもコンパクトになるハズだったのが、いざ実際に設計してみると、レンズをつけたカメラのサイズは(横幅、高さはそこそこ小さくなっても)あまり小さくはならないんですねえ。
で、こんどは「えい、面倒だ!撮像素子がハンパに大きいからいけない!」てなことで、さらに小さくしたマイクロ・フォーサーズで、さらにボディを小さく出来るってワケ。
でも、発表された松下のカメラ見たら、あんまり薄くなってないよな一。

なんだかな〜
最初の理想はドコ行っちゃったんでしょ?
そこらのコンデジよりは大きな撮像素子ではあるけれど、フルサイズ撮像素子を使ってる本格的なカメラからしたら「ちゃんと(?)」オモチャ感も残ってる!ってとこがウリになると思う?
ま、画像処理回路の改良で乗り切れる!っちゅうハラなんでしょが、それ言うんなら、旧来のフォーサーズに同じ画像処理エンジンを組ませれば、もっと「高画質」になるワケですから、そりゃ「言い逃れ」だよな。

なんかね、コンバクトネスを言うなら「コンデジ」、画質を言うなら「デジタル一眼」、それを「いいとこどり」しよう、って発想かもしんないけどアブハチ取らず、てなことになるかもな。

やはり中途半端じゃん。どしたって!

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