HOT’n’COLD

2002-12-10
永らくお待たせいたしました(?)。
ようやく!いよいよ!12/8 の新宿 Live Inn Pier における「Blues Night」のまさに最後を飾る、セッション・タ〜イム!

まず登場したのは厚木ファッツさん。
そのお名前からはもっと「豊かな」体躯の持ち主を想像しておりましたので、現れたご本人がとってもスマートだったのでビックリです。
でも、もっとビックリしたのは、その音です!以前、弘前のかなり狭い会場に呼んで、ホント目の前でエディ・テイラーの演奏を見た時と同じような衝撃を受けました。
なんだか「雑念が無い」感じなんですよ。
普段、真空管のアンプを自作され、ギターについてもかなりのこだわりをお持ちの方、という印象があったのですが、目の前で見るファッツさんは、なんだか無造作にストラトをスーパー・リヴァーブに繋ぎ、サっと弾き出すともう、紛れも無く「ブルース」が薫り立つんですね、これが。

あのストラトがまた、いい音してました。でも、それはファッツさんが弾いてるから出る音じゃないでしょか?ワタシじゃあ、たぶんあんな音は出せないでしょう、きっと。
そしてヴォーカルもナチュラルなのにディープで、Thrill is gone が(歌にもココロがあるとしたら)喜んでいたんじゃないでしょうか?う〜ん、その点ワタクシは・・・ などと反省してる間に、2曲目となりましたが、それで帰ります、と。え〜!って思いましたが、どうやら自宅への乗り継ぎなどから、タイム・リミットが迫っていたらしいんですよ。
ご本人も残念そうでしたが、ワタクシもホントに残念です。ファッツさんのバックでリズム切りたかったなあ(ってもし実際にやってたら、ウルサイ!なんて言われてたかもしんないけど)。
この日の出演者のみなさんは、どなたもブルースを楽しんでおられましたが、もう、全身これブルース、黙って弾けばそれがすでにブルース、って言う意味での「ブルース度」は、厚木ファッツさんが断然トップでしょ。
このファッツさんのブルースをもっと聴きたかったですね。で、出来れば一緒にやってみたかったです。それだけが今回の心残り!
さて、そのファッツさんのバックにまわってかっちりリズムを切っていたのが、かつさん。345 をしっかりとホールドし、なんだかとっても真面目に取り組む方なんだろうなあ、という印象です。
そこらワシらに欠けてるトコでっせ、向島のぉ。え?巻き込まんでくれ?

トーンは、345 使いには珍しく、堅くトガった感じの音で、音量はかなり控えめです。
ソロでもあまり音量を上げておられないようで、聴く側としては、もう少し出てきてもいいんじゃないかなあ?って感じました。
ファッツさんがお帰りになった後、 MACさんのヴォーカルを核として、ワタシがファッツさんの抜けた穴を埋め、さらにりっきーさんもギターで参加、ってえファイナル・セットでもサイドを固めていただいて(つーか、図々しくも、勝手にオブリに突入しちゃいましたからねえ、某ギタリストは・・・ そうそう、なんだか赤いギター持ってたヤツ。りっきーさんはチューニング中)、とても助かりました。
ファッツさんの時からベースはずっと HD さんが弾いておられましたが、フレットレスベースでズッシリとボトムを支えてくれます。ハード・ヒッターでは?という予想をミゴトに裏切り、なかなかステディーなベース・ワークでした。
MACさんを核にしたセットじゃなかったら、りっきーさんとしめしあわせて(巻き込むな、っつーの。ってえ声が聞こえてきそ)、いきなり "Call Me the Breeze" なんかおっ始めちゃったらオモシロいのになあ。トーゼン、J.J.ケールじゃなく、レイナード・スキナードのヴァージョンでね。いちおーブルース進行の変則ブギ(?)だし。

MACさんは最後のセットじゃあギター持たずにヴォーカルとして登場です。え〜? MACさんとギターでもバトりたかったなあ(ってセッションをなんかとカン違いしてる?)。でもかわりにりっきーさんをギターにご指名です。うひょ〜!夢の競演ですよん!ほんと〜はプラスそまちゃんだったら、もー言うことナシだったんですが、どーやら高熱を押しての出演だったようで、もう、出てこられなかった?んでしょか?ま、そりゃともかく、曲が始まって、ん?ギター3人のワリにゃあ音薄いぞう?と思ったら、多忙のため、チューニングすんの忘れてたりっきーさんが必死にチューニングしてます!そりゃあそーだよー。前の晩から押しかけて騒ぎまくり、はてはライヴ当日の朝までりっきーさんを寝かさなかったヤツがいるんですよ、ホント悪いやっちゃでえ。

それなのに仕出しの料理作って、機材用意して運搬してステージも作って2つのバンドで出演して、ってそれじゃあチューニング忘れるのもムリありませ〜ん。
こらあ、セキニンシャ出て来い!はあ〜い、ワタシで〜す。
でも、同じステージに立てて最高でしたよ。
さすがMACさん、そのへんの演出もニクいなあ。
MACさんのヴォーカルでギターが弾けて、またりっきーさんともギターで一緒に出来て、そしてファッツさんやそまちゃんの音が聴けてとっても楽しい一夜でしたね。
この上、ファッツさんとそまちゃんとも演りたかったな〜、なんてゼータクこいてたらバチが当たりますね。
なんて思ってたら翌朝「雪」でげすよ。あちゃぁ〜!さっそくバチが!
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