Rarity is not the value

Food needs stability and quantity


08-11-15 SAT.





今日もまた cannondale R700 で走り回ってきて渇いたノドに「ラ・フランス水」と思ってコンビニに行ってみたら⋯
あら?見当たりませんね~。つい先日までは売っていた「ラ・フランス水」そのシーズンが終わった、ということなのか、店頭から姿を消しておりました。
でもねえ、果汁のバーセンテージはメッチャ低くって、シーズンもクソも無い!思うんですけど。
味的には「いかにも」なラ・フランスだ〜!っちゅうそのまま「みたいな」味でしたけど、もちろんストレート果汁じゃないんですから、「なんだかんだ」動員して「そんな味」にしてるだけなんでしょ?
それでも根がケ〜ハクなワタクシには、とっても美味しく感じられて、けっこう気に入ってたんですよね。
というワケでしかたなく、それに似ている「西洋梨」という清涼飲料水を買ってみました。

原材料を見てみたら、なんとスペイン産の洋梨果汁が 13% で、残りが果糖・ブドウ糖・液糖に香料、さらに酸味料と書かれてますけど、最大の使用原料である(ハズの)「水」についてはなにも書いてませんけど、たぶん残りはゼンプ水に決まってるよね。がははははは〜!

さて、こういった清涼飲料水っての、たいていはそんなもんなんでしょうか?

ひところは、オレンジ・ジュースなんかにしても「ネダンは高いけど」搾ったそのまま、っちゅうストレート果汁を使った製品ってのもけっこうあったハズなんですが、(しかるべき高級スーパーとかに行けば今でも売っているのかもしれませんけど)いつの間にか、ワタクシがよく行く「庶民的な」某スーパーでは果汁 100% とは言え、実際には濃縮果汁還元、っつうキタナ⋯うっぷす、べ、便利な手を使ってるジュースばっかりになっておりました。
たぶん、美味しいとかゆうことより、「安い」ことが大事だったんでしょね。

なんだか、そうゆう「安さ」ばっかりを追求したことで、国内の農家が切り捨てられて、安いことは安い中国の農作物やら乳製品が、てな図式になっちゃったんじゃないの?

なんだかねえ、そろそろ、ちょっと高いかもしんないけど、ちゃんと生産者の顔が見える、国内の産品を、そのかわり「少量」摂る、てな食生活も考慮する必要があるのかも。
一方では、無農薬とか有機栽培というような商品も流通していますが、それってカタログのスペックとおんなじで「聞こえはイイけど」そんな希少価値をいいことに高値で取引する、なんてのは「能書き好きな半端インテリもどき」にはウケるかもしんないけど、なんだ、たいしたことねえな!ってのがバレてどんどん廃れてって欲しい。

むしろ国内の基準で普通に作った作物を正当な価格で供給できるような、供給できる総量も考慮に入れた「やすけりゃイイのか?」とゆう意識改革ですね。同時に高ければ安全ゆうけどニホンに必要な量を「そのやり方で生産できるのか?」ゆうもうひとつの意識改革も必要だよ?
すっごい手がかかるから大量には作れないっちゅうのも、だから高くなる、で見逃さず、そんな量しかできないのなら農地資源の無駄遣いだし、そのくせ高い対価は占有するんじゃ極論すると「農地に対する裏切り」だろ。

まずは国内の産品を正当に評価して、農家にとっては「作り甲斐のある」報酬が得られるようにすることがニホンの農業の「最優先課題」!
商品価値を高めなさい、なんてのは詭弁だからね。

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