Wet or dry ?

Sauce or soup ?


08-11-20 THU.





ワタクシはかねがね、黒石「つゆ焼そば」については極めて「否定的な」論評を繰り返してまいりました。
なんだって、あんな「げてもん」で街おこしをせにゃならんのじゃ!っと⋯

ところが、本日、なにげなく見ていた TV でスゴいもんを見ちゃいましたがな!
なんと栃木県のあるお店で作った「似たような」メニューが「変わった麺」の全国ランキングの上位にいるじゃあないの!
もちろん、番組のなかで採り上げていたのは、その「お店だけ」のメニューだったようで、そこらのお店ぜんぶが協力してプッシュしてる「地域おこし」てな感じではありませんでした。でも、それだけに完成度も高そうで、こりゃ「つゆ焼そば」で街おこしを!なんて黒石市からしてみたら、とんでもない強力なライヴァルが登場したことになるかもしれませんね。
さて、本気で黒石の「つゆ焼そば」を全国レヴェル(?)の存在にしたいのであれば、ここはひとつ、誰か「分析力のある」ひとを栃木に派遣して、そのような全国ランキングにまで顔を出す、似たようなメニューのどこが秀でているのか、を探らせてみてはどうでしょう。

やはり、そんだけ人気が出る、ってことは、それなりの「ツボ」があるハズです。
どこが違うんでしょうねえ?
黒石のは、聞いたとこによると、そもそも焼そばだけよりも、それをスープに入れればそのぶん量が増えるから、ハラ減らしたコドモたちを、安く手早くハラいっぱいにしてやりたい!てなことで考え出されたって説もあるようなんですが、その味を洗練しよう、とか研究しよう、なんてえ方向にはあんまり「縁」が無かったのかもしれません。

もっとも別な説では客の注文で焼きそばを作ってて、出来た!と皿にうつしたつもりが、そのとき一緒に作ってて麺が茹で上がるのを待ってたラーメンの丼に入れてしまって「しまった〜!」とめげていたら客がどれぇちょっとそれでいいから喰わせろとなり「ん?けっこうイケるぞ!」言われたのが始まりだった、とか⋯
その由来はど〜だっていいけど(?)それで「街おこしを!」って言うんだったら、これからは、もっと研究して、少なくとも、市内のどの店で食べても、単に「珍しい味」ってんじゃなく、それなりの「旨さ」を持たせないとダメだと思うんですけどねえ。

不幸にも、ワタクシが最初に食べたヤツは(ま、もしかすると、そのままでも好きなひとには「満足できる」味だったのかもしれませんが)、こんなもん二度と喰いたくない!てなしろもんでした。

えっ?つゆ焼そば??なんて「驚いてもらおう」てなショック療法(?)みたいな話題性なんかに依存せず、食べると確かに「それならではの」美味しさがある!てなとこまで行ってくれたら街おこしにはなるかもよ。

あ、そう言えば「つゆ焼そば」のカップ麺ってのもひところ発売されてたハズだけど、あれってまだあるの?

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