High tide low tide

Warm days and cold days


08-12-04 THU.





ひところ、やたらとコンビニが新規開店してた時期があって、そうすると、それまでそこそこお客さんが入っていたコンビニも、その近くに別なコンビニが出来ると急に廃れてしまい、しばらくすると「閉店」してしまう、という図があちこちで見られたものでした。

つまり、そんだけ「コンビニに依存してる」あるいは「コンビニを利用してる」客の総数ってのは伸びてなくて、一定の人数を取り合ってただけなのかもしれませんね。
そうやって新しいコンビニに客を奪われたとこは閉店し、そこがいつの間にか「携帯電話販売店」になってたりしてましたよね、あの時代。
そう、まだ普及率も低くって、これからどんどん増えてくぞう!っていうあの時期、いったいどんだけ携帯を扱う店が増えたことか。

あ、それから、一方では、コンビニだったとこが「美容室」っつ~か、ヘア・サロンつ〜か、はたまたヘア・メイクやらカット・サロン等々の「そっち系」のお店になっちゃってるケースもかなり多かったですよね。
ま、これはワタクシが「ここら」の栄枯盛衰(?)を眺めてきて感じたことでございますから、決して「全国的傾向」とは言えないのかもしれませんが⋯

そんな「旧コンビニ」の転用先として、最近ちょっと目につきだしてるのが「進学塾」やら「予備校」てな「進学産業(?)」系の業者です。

こうゆう予備校ビジネスっての、それなりのニーズがあるから新規参入も多いワケで、つまりそんだけ「なんとかいいとこに入ってもらいたい」と考えてる親が多いってことなんでしょね。
某ゼミナールなどの登場からすでに半世紀、いえ、その前身からはすでに七十年が経っているワケですが、その間、進学率なんていう「総数」なんかじゃなく、学術的な貢献をなしえた日本人は「増えて」いるでしょうか?

真にイノヴェイティヴな発明・発見で世界をリードしたことは?

教育って、いったいなんなんでしょねえ?
いい大学に入りさえすれば「もういい」のでしょか?
どこの大学を出た、なんて「ラベル」が欲しいだけ?
もちろん、ホントに「ちゃんと」研究にハゲんでるひとだっています。でも、それだって日本じゃ制約だらけだ、ってんでアメリカに渡っちゃうひと、ケッコ~いるでしょ?
そういう最高峰の現状を見ていると、やたら増えてる予備校やら進学塾なんてのが、実に虚しく見えてきます。いったい、なんの役に立ってるんだろねえ。

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