Rolling drum
Automatic fried rice maker ?
08-12-05 FRI.
| | 先日、市内にある全国チェーンのラーメン店のカウンターで、ラーメンと小チャーハンをオーダーしたのですが、そこから面白いものが見えました。 上の画面中央の黒い斜めドラム、これが「炒飯製造機」らしいのですよ。
ゆっくりと回転するドラムのなかで炒飯が出来上がって行くらしいのですが、なんとなくコンクリート・ミキサーを思い出しちゃいましたねえ。 そして出て来た炒飯は、ってえと⋯うん、そりゃ確かに炒飯には「なっている」のですが、やはりニンゲンが目で見て炒め具合をチェックしながら煽った炒飯に比べると、明らかに火の通りが浅く、ちょっと「足りない」って感じでしたねえ。 そりゃまあ、機械に任せっぱなしで作る以上、安全圏を見て、コゲたりしないように軽めに火を通すなんてのは当然なのかもしれませんが、そこいらが「自動化」の限界ってヤツなのかも⋯ 案外、ウマい!ってのは「行き過ぎる」ボーダーの直前にあるのかもしれません。 肉だって、新しいよりも熟成してアミノ酸が形成されてくからウマくなり、しかし、その延長上には腐敗がある、と。
最近は食品の賞味期限の偽装、なんてことがよくモンダイになってるようですが、でもそんなふうに「旨味成分」が熟成されてゆくような食品と、ひたすら食味が劣化してゆくだけの食品とでは同列には語れないと思うんだけどな。
ホントは「もっと保つ」とは思っててもケッキョク、製造者責任なんてことで告訴なぞされちゃたまらんから、安全策をとって早め早めの期限を記載しといて責任逃れをしよう、ってことだよね(?)。 そりゃ確かに嫌気性菌のポツリヌスなど、素人じゃ判らんタイプの食中毒なんてキケンもありますから、一概には言えないでしょうが、本来、これまだ喰えるかな?なんてのは、クンクンしたり、ちょっと押してみたりして自分で判断できたほうがいいよね。
なんだか、なんでも賞味期限なんて記載に頼るようになっちゃっちゃあ、そうゆう「能力」ってどんどん退行してっちゃうような気がする⋯
タンジュンに日数で区切るんじゃなく、注意書きとして、こんな状態が見られたら味のピークです!その先は腐敗に進みますのでご注意ください、てなインストラクションってのもあっていいと思うんだけど、それだけじゃあ、きっと「そうはとれなかった」なんて訴訟を起こすヤツもいそうだから、やはり「標準的な賞味期限」ってのと併記しとくっきゃないのかもね。
✕月✕日までは充分ダイジョウブだけど、こんな状態になったら、味のビークです!てな書き方ならいいのかな? ⋯あ!家庭用のカンタンなガス・クロマトグラフィー内蔵の冷蔵庫なんてどう? 賞味期限は自分で判断する!っての⋯
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