500 miles

2002-12-29
午後、用事で弘前の南東に位置する平賀(ひらか)という町から、尾上(おのえ)町を経て黒石市までクルマで移動していたのですが、その途中、ミゴトなまでの地吹雪に遭遇いたしましたよ。
かなり冷え込んで、降った雪がまだサラサラのとこに強い風が吹きつけると、それが大量に舞い上がり、地面から高さ2〜3mまでがカンゼンにホワイト・アウトして「どこが道やら田んぼやら」さっぱ判らん、つー状態になるワケです。
それがキョーフの「地吹雪」なのねん。
そゆ時はどーすんのかって?
んとねえ、野生のカンを信じて目をつむって走るの・・・ って、んなワケないじゃん!

ま、フツーはホワイトアウトしたら徐々に減速して(急に減速すっと後ろのクルマに追突されちゃいますからね)、その「雪嵐」がおさまるのを待つっきゃないんですが、マッスグな道だってのが判ってる時なんか道路に沿って立っている電柱が少し上のほうで見えてますから、それを頼りにソロソロ進むってのもアリですが、でもアナとかあったら「ちゃんと」落ちます。

その地吹雪ってえ名の「雪嵐」、弘前の北に広がる津軽平野あたりじゃ、ハンパなもんじゃありませんぜ。ホンダ・ビートなんて、ドライヴァーのアイ・ポイントが地上1mくらいっきゃありませんから、弘前周辺のミニ地吹雪程度でも「どっひゃあ〜!」なんですが、そこ行くと本場(?)のは雪嵐自体が地上5〜6mってえ規模ですから、横にあるハズの電柱ですら「見えない」ことがザラでございます。
過去に二度遭遇しましたけど、さすがにクルマ止めて、一息つくのを待つしかなかったですねえ。実はもう一度あったんですが、そん時は前にクルマが居たんでそいつについてくだけで脱出しちゃったんでラッキーざんした。

ところで CO2 の排出量を抑制するためにアイドリングはヤメましょう!って運動ありますが、それやったら視界がカクホ出来なくて事故りますね。冬は。
まず、エンジンかけてスグ走り出すとワイパーもウィンドウに積もった雪をちゃんとはらってくれます。うん、これならダイジョーブと思って走り出すと、その先がいけません。なまじ(?)水温が上がって来ると、デフロスターからハンパな温度の風が出るもんで、フロント・ウィンドウに触れた雪が溶けかかるんですが、それをワイパーが拭おうとすると、瞬間的に凍ってしまって、スグにザラザラ・ガラス化して視界を奪ってしまうのです。
もちろん、地球を守るのは大事ですが、そのために事故ってちゃあダメじゃん。

さて、きょーの寿家はもー年末休みにはいってるんですが、なあに、そまちゃん&その友人がいまごろはりっきーさんと一緒になって呑みまくってるハズ。
ワタシも近けりゃあヒョいって顔だす、ってのが出来るんだけどな。
ビートでひとっぱしり、ったって 800km くらいあるからなあ・・・高速でも 10 時間、一般道じゃ、16 時間以上かかっちゃうね。冬だからそれプラス2〜3時間か。
先日の東北道じゃ地吹雪の追突事故で閉鎖されちゃって、東京→弘前の高速バスが、本来なら朝の7時に着くハズだったのが、夕方の7時に、やっと着いたんだって!
冬はそれがあるからなあ。
走ってるぶんには 80km/h くらい出してもヘーキだから みんなトバしてくけど、前方でなんかあったら止まれるもんじゃないよ。 普段だって100m はかかる制動キョリが凍結路面じゃ500m 以上必要なんだぜ。なのに視界がそれ以下でもヘーキで走ってくシンケーが理解できないざんす。
つーワケで、ビートの場合、冬の高速道路を選ぶなんて、一種の自殺行為ですね。
一般道をタラタラ行くほーがマシ。雪が無いとこに辿りつくまでにかなり時間かかりそうだよね。ま、そっからなら高速でもいいんだけど。

それと、行ったら行ったで、クルマ駐めとくトコ無いもんなあ。弘前あたりじゃ、気楽に駐めとけるトコいっぱいあるんだけど、さすがトーキョーじゃあそうは行かないんで。それにクルマがベンリってワケでもないしね。
ま、この弘前と東京のキョリってもんはどーしょうもないんで、そのぶん、会うのが楽しみになっていいのだ!と言うコトにしておきましょ。ま、他にも「踏み込んだら無事には帰れない(?)」魔の「御茶ノ水地雷原」のユーワクからカクリされてる、ってえいいトコ(?)もあるしね。
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