Otis !

Happy Birthday !


09-04-29 WED.





多くの資料では、Otis Rush が生まれたのは 1934年の 4月29日、場所は Mississippi 州の Philadelphia としています。
ただ、ひとつの資料だけは、それを Philadelphia ではなく、同じ地区ではあるものの、その周囲の Neshoba 郡内のいづこかである、としてありました。
なかなか「あり得る」センかなあ?という気もしたのでございますが、その同じ資料だけは Otis Rush の誕生年を 1935 年、としているのですよ。
そこで判断に迷ったのですが、Otis Rush 本人と親交のある江戸川スリムさまからの情報によりますと、ナゼか 1934 年というのが定説となっているようですが、正しくは 1935 年である、とのことで、そーなるとやはり生まれたところも Neshoba が正しいのかもしれません。

1986 年の冬には日本を訪れ、12月12日、東京公演をライヴ・レコーディングしたのが P-Vine PCD-1960 BLUES INTERACTION : Live In Japan 1986 With Break Down で、そのタイトルで判るようにブレイク・ダウンを中心にウィーピング・ハープ妹尾、チャールズ清水などの日本人ミュージシャンによるバッキングで行われています。

収録曲は
Introduction - Tops
All Your Love - I Miss Loving
Please, Please, Please
Killing Floor
Stand By Me
Lonely Man - I'm A Lonely Man
Double Trouble
Right Place, Wrong Time
Got My Mojo Working
Gambler's Blues
の 10 曲。最後の Gambler's Blues は実に 10 分に達する長さ!
こちら、海外では Castle や Sequel というレーベルからリリースされているようですが、そのタイトルも BLUES INTER〜が省略され、ただ Live In Japan 1986、となっているようです。

2004年にも日本でのライヴのスケジュールが入り、Otis Rush もそれを楽しみにしていたようなのですが、その前の冬に脳梗塞に倒れ、歌うことも難しく、ギターもまったく弾けない状態となってしまいました。
しかし、本人のたっての希望で日本ツアーのみはキャンセルされることなく、マサキ夫人の助けで、また彼を迎えた友人たち、さらにステージは、まさに渾身のバック・アップを見せた Carlos Johnson などの助けを得て、奇跡的なステージを日本の聴衆にプレゼントしてくれたのです。

2005 年 5 月11日に Buddy Guy's Legend で行われた彼の誕生日パーティは実に多くのブルースマンやブルースファンにとって、徐々に快復に向かいつつある彼を目の当たりに出来た一日となったようです。
そのあたりのことは BlueSlim の「アリヨの日記」で読むことができます。

また同サイトには Otis Rush を応援する We Love Otis Rush もオープンして世界中から Otis への熱い声援が集まってきています。

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