KUROISHI

YOSARE festival


09-08-15 SAT.





ついに、ちゅうかとうとう、と言うか「黒石よされ」の流し踊りを見に来てしまいました。
少なくとも母は黒石に知り合いがいてよく訪れていたらしいので、あるいはまだワケもわからん乳幼児のころに実は見ていたのだ!てな可能性はあるかもしれんけど、少なくともワタクシの記憶のなか必死で探しても、また現物に触れて「既視感」が湧き上がってくることもないあたり、やはり「初めて見た」あるいは「初めて見た、と言っても過言ではない」てなあたり(?)じゃないでしょか。

ただ「日本三大流し踊り」なんて括られてたもんだから過剰な期待があったのか、いささか「え⋯これが?」感があったのは確かでございます。
つい阿波踊りのあのキッチリ決まったフリを予想してたら、なんかみなさん意外と自由裁量部分が大きいのかなかなかいいユルさで、うん、これもまた正しい流し踊りだな、っちゅう妙な「開眼」しちゃいましたよ。
変な言い方だけどプロのショーではなく、あくまでも参加したひとたちが思い思いに楽しんでいる「佳さ」でしょうか。

最初は全体の統制であるとか、いわばヴィジュアルな快感を期待しておりましたが、次第に踊っているかたたちの笑顔や恥ずかしそうな表情や戸惑い、そういったココロの反映としての舞い姿がいきいきとしててリアルなストリート感(なんじゃそりゃ?)がゆっくりと染み込んでくるんですねえ。

うん、予想してたのとはぜんぜん違って、それがある種の失望になりかけたところで、全体のシンクロなんかより、ひとりひとりの「楽しみ方」に気づいたら、これこそが市民の祭りなんだな、と見直しました。
エラそうに高いとっから見下ろして「ミゴトじゃ!」なんぞホメてつかわすんじゃなく、踊り手のなかに知った顔をみつけちゃ「どしてら〜?呑みにこいへ!」なんて声かけたり手を振ったりすんのが「よされ」の楽しみ方なんじゃないかな。

そ!カッコつけ過ぎじゃないとこがイイ!









permalink No.2666

Search Form