Sky High

2002-05-09
某 TV 局の番組で、オトナのための工作教室みたいなのがあって、鉱石ラジオ作ったり、はばたき飛行機を作ったりしてるんだけど、その「はばたき飛行機」の回で、懐かしい「自由学園」がっ!と言ってもワタシの出身校じゃないんですけどね。
以前、東大の先生の航空工学がらみの番組でも、実物大!のメガニュラ(トンボのご先祖さま?)飛ばしてた「野中さん」も登場して、東久留米市の学園の光景をふたたび目にすることが出来ました。・・・ 実はムスコの母校なのです。

あいにく私は「ゴム動力」ものには冷淡で、ひたすらペーパー・グライダーに打ち込んでました。良質のケント紙のみと接着剤で組み立てるのですが、完成すると近くの大学のグラウンドですぐに試験飛行です。
F-111B を真似た可変後退角翼機の主翼を前に引っ張るために輪ゴムを仕込んだのが唯一の「ゴム動力?」でしょう。(左右の翼を後ろに合わせて、両方から出てる細い糸のループを縫い針でとめ、その針には 20〜30mのミシン糸がついていて、上空でその距離に達すると針が後ろに抜け、両翼が開き、ゆっくりと滑空を始めるってワケ)
たかがペーパー・グライダーのために「航空工学」の専門書まで買って来て、主翼の断面のNACA(後のNASAです)値をケンキュー?したり、後退角7度、アスペクト比30!というやたら細長い翼で降下角度を最小にする機体にチャレンジしたりしておりました。
まっこと、あれほどムダなことにあれだけエネルギーを注ぎ込んだバカというのも、そうは居ないでしょうね。ま、とても楽しかったからいいんですが。

いまでも、その試験飛行のために通った一橋大学のグラウンドを憶い出します・・・
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