雪の中のログハウス

2003-01-25
昨日はハンパに上がった気温のせいで、信号待ちをするクルマからエンジンの熱で溶けてタレ落ちる水滴が多く、それが信号の手前の路面で凍って出来る「コブ」だらけ!
だもんだから、時速 10km(!)以上で走ると、車体中の全ビスが緩むんじゃねえか?ってえバクレツな振動に襲われます。
あちこちの信号近辺がそんな状態なもんで、街中が大渋滞ってワケ。
深夜には、それを削って平らにしちゃおう、ってえ特殊車両が出動すんですが、それでも朝の通勤ラッシュ時になると、またまた新しいコブが1時間もしないうちに形成されるってワケです。
一旦コブが出来ると、そこを通るクルマから衝撃で余計に水滴が落ちちゃうもんだから、あたかも鐘乳洞の石筍よろしく、さらにリッパなコブへと成長してゆくんですね。

で、そんな街中を脱出し、ワケあって「ぷ」さんから、ちょっと人里はなれた山中のログハウスでやっているレストランでご馳走になっちゃいました。
ああ、それにしても、実に「耳に快い」コトバですねえ。今日はオレのオゴリで!とか、あたしに出させてなんてセリフ。

なんの作品だったかなあ?エゲレスのユーモア文学(?)の中で、ある友人に、「最近、聞いた心に残る素晴らしい言葉ってのはなんだい?」って訊いたら、「ああ、それなら、つい昨日、聞いたばっかりなんだが、『勘定は全部オレにつけてくれ』ってやつだな」だと。
もしかすると、ジェローム・クラプカ・ジェロームの「ボートの三人男」の一節だったかもしんない(あまり自信ナシ)。

ま、それはともかく、十和田湖ルートの途中から左折して八甲田方向へと山中に分け入ってゆくと、身の丈ほどの雪の中で、メルヘンチックにたたずむログハウスが見えてまいりました。やはり、こんな山の中まで来るモノズキは少ないと見えて、他のお客さんは誰もいません。ま、好きな席に座れていいやね。窓際の(ってコトバに過剰反応するオヤジもいそうだけど)眺めの良いとこを占拠いたしました。
オーダーはカルボナーラとラザーニヤ、それに小鉢のサラダです。それにセットになっているエスプレッソが最後。ラザーニヤは(ここでは、ね)初めて食べたのですが、なかなか美味しいですよ。ちょっと味、濃いかな?って感じもあるけど、ま、こんなもんでしょ。

でも、カルボナーラはちょっとニンニク利きすぎみたい。
マズくはないんだけど、クルマのなか匂いそ。そしてるうちによーやく他のお客さんもお見えになったんだけど、でも「お食事」じゃなく、ケーキ・セットなのねん。
ところで、ラザーニヤと言えば、弘前の城東にある「ぱすた感」とかってお店のがワリと良かったなあ。
まちゃおクンと行ったんだけど、パスタは「もうちょい」ってとこもあるんだけど、ラザーニヤはなかなかのもんどした。ま、どんな店も、ひとつっくらいはウマいものあるよね。
いっぱいウマいものあるほーがいいけど、これだけは、ってえお店も面白いかもしんない。
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