並木藪

2003-01-27
さて、向島は寿家の二階で、早朝から仕込みに叩き起こされるりっきーさんの気配を感じつつも、ユックリ寝ておったそまっちとワタクシは(あ、よっすぃ〜は「社メール」で呼び出され、とっくにお仕事に行っちゃってましたが)開店前の寿家を後にして桜橋で隅田川を渡り、対岸のスポーツセンターあたりの堤をゆっくりと下流へ。

浅草寺の雷門正面から駒形橋に伸びる道を少し行くと、右側に「並木藪」です。
時分どきとあって、お店の前には順番待ちがふた組。さいわい、さほど待たされることもなく相席ながら座敷奥に案内されました。
ここに来ていつも思うのは、はたらいている人たちの態度・言葉遣いが「地についてる」ってこと。
こんだけ忙しいと、ついつっけんどんになったり、ま、マニュアルってほどじゃないにしろココロの入ってないおざなりな応対になりそなもんなのに、そんなウソくささがこのお店では「皆無」なんですよ。
ここらが「下町」のいいとこなんですねえ。

りえぞう先生が、たしか荻窪あたりのラーメン屋の、客をどなりつけてるババアに怒ってましたが、それとマニュアル店員の中間あたり、ちゃんとココロがあって、バカていねいでもない、ちょうど良いあたりの客あしらいがとても快いのです。
これは寿家さんもいっしょね。

小食なんで、っちゅうそまっちは「もり」一枚ですが、ワタシゃとーぜん二枚でげす(なんせ、ここの「もり」の盛りは、かな〜り「お上品」なんで、ホントは五枚くらいイケそうなんすけどね)。
相変わらず、濃ゆいツユは、「かれえ〜」とそまっちをビックリさしてましたが、落語でお馴染み、箸でさっと持ち上げて下に垂れている蕎麦の先っちょだけを「ちょっと」ツユにつけていただく、ってヤツですね。
もち、ツユにどっぷり漬けちまったら、後でノド渇くでしょうねえ。
やはり「江戸ぶり」の強いツユってのはこうでなくっちゃ。

溜まってるお洗濯をしなきゃあ、ってえ(?)そまっちと別れ、ワタクシはそこから秋葉原に向かい、LLAOX の楽器館へ。
以前はここで買った、クリップが両端に付いてるマイク・スタンド( 30cmくらいの長さのグース・ネック)を探すんですが、どうも現在は作ってないみたい。
そこで次はストラトのブリッジ・サドルを買うために御茶ノ水まで歩きます。
イシバシのパーツ店はさすがに品揃えが豊富ですねえ
国産プレス&ダイキャスト(一般的なヤツね)
USA プレス&ダイキャスト(同じように見えるけど、ビスなどがすべてインチ・サイズ)
さらに、チタン製や、弦にストレスを与えないようにテフロンを含浸させたグラファイト系のブロック・タイプ2色(ガンメタ&アイヴォリィ)なんてのまでありましたぜ。
それにゃあグラっと来かけたんですが、フダンから滅多に弦切らないワタシにゃあ無用の長物、いえ、それどころか、もしかしてサスティンを損なうよなことがあったらとんだ藪ヘビですからね。ここは「おとなしく」国産プレス(安いのじゃ)にいたしましょ。
ヘタにアメリカ製インチ・サイズの選んじゃったらエラいこっちゃで、ほんま。
さらにガット・ギター用のナイロン弦で、ボール・エンド付きってえアーニーボールを探すんですが、ここでは発見出来ず。しゃ〜ないざんす。

途中、連絡のついたぶぅちゃん&キムキムと、新宿の「HANDS」で落ちあって、レーサー用バー・テープ、そして懸案の(?)SPACEBERGER ベースのヘッドの弦を固定するビスを入手!
線路を越えて喫茶店に入り「お茶」でございます。おふたりの新居のハナシや、そこに「押しかけて来そうな」某N氏対策(?)などで楽しいひとときをスゴしたのでございますよ。
ここでおふたりと別れ、本来、東京に来た用事を足しに・・・ って、その前にユニオンに寄ってみたんだった。
したら、なんとっ!
あの!Screamin' Jay Hawkins の2CD があるじゃあ〜りませんかっ!どれどれ、では早速ご自慢のケータイで入れる例のページを呼び出して、と。
収録曲をチェックして行くと、ふむふむ、無いのがケッコーあるぞ!こりゃあイケる!しかも「おネダン」も 3k 台ですからね。
てなワケで久しぶりのスクリーミン・ジェイをゲットでございました。

夜7時少し前に寿家に入ったら、ありゃ?エピちゃん、もー来てたの?
聞いたら、6時半ころにゃ着いちゃったんだって。さっそくビールでカンパ〜イ!
次々と「おまかせ」で繰り出されてくる肴(どれをとってもハンパじゃなく美味しい!)を楽しんでいる間にもキムキム登場でございますよ。
でも、ぶぅちゃんのほーは有名(?)な「ぶぅ家のオキテ」によって日曜夜8時には外出が禁止されており、来ることはかないませんでしたのじゃ。
やがてヌマちゃんも来るのですが、その前にワタクシとエピちゃんは「美味し〜い」うな重を!ううう、ウマいっ!なんだか、エピちゃんは小さいころノドに骨を引っ掛けたことあって、それ以来、あんまし食べないでいたらしーのですが、「美味しい」と言ってくれましたよん。
ニガテ克服ざます。
さらに白焼きまでいただいて、ことウナギに関しましては、こりゃ、とーぶん保つな、ってえマンゾク感を覚えましたです、はい。

彼がそろそろ帰って来るんでおうちにいなきゃあ、ってエピちゃんがお帰りになった後も、残る三人(エピちゃんったらワシら三人を高校の時の同級生ってコトにしてるらしーよ。ずいぶんXXXな同級生でございますこと)&りっきーさんは、この日も深夜まで盛り上がっておったのは、これまた「当然」のこと、と申せましょう。
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