Trouble

Yesterday's struggle


10-04-14 WED.





昨日はちょっとばかり厄介な状況になってドタバタしておりました。なのでベースの弦の話題に逃げてますね。

それがまあ一応の方向性も見えて来たことでやっとココロの余裕も出来ましたから食欲も戻り(つ〜か、昨日はナニ食べたのかも記憶にないくらいドタバタしてましたからねえ)それでも昨日の後遺症(?)か、そんなタップリ食える状態じゃなさそ⋯ゆうことで「雨のもり」で「ぶっかけ」にいたしました。
冷やかけ、と言われるスタイルでしょうが、タップリのった削り節がイイんですねえ。
そして量は控えめですから本日のワタクシにはピッタリでございます。

ただ「その業界」で言う「冷やしタヌキ」とゆうもの、そこに「それは冷やかけのタヌキであって冷やしタヌキではない」ゆうかたがおるのですねえ。

どうもツユは冷たいけれど濃くはなく、普通の「かけそばのドンブリ」でたっぷりの冷たいツユに「そば」が浸かっており、その表面には「天かす」がびっしり!ちゅうヤツと、やや大きめで縁が持ち上がってる深皿に、やや濃いめの冷たいツユがかかってる「そば」とその上に「天かす」ってのも「冷やしタヌキ」と認識しておりましたが、そのふたつは「違う」ちゅうことらしいのですが⋯
はて、そんなの初耳だな⋯ちゅうことで昭和の前半からやってるらしい「町のそば屋」のかたに訊いたところ「そんなの聞いたことがない」ゆわれましたねえ。
そもそも冷やしタヌキなんてのが恒常メニューとなったのは「電気冷蔵庫(これって、それ以前の氷屋が届けてくれる大きな氷をいっちゃん上のブロックに入れて、その下の収蔵部分の食品を冷やしてた木製の冷蔵庫じゃない、って意味ね)の普及してからじゃないのか?」って気がするのでございますが、一方じゃ秋田県羽後町の「弥助」では大阪で修行して帰る途中、新潟で布海苔の「そば」に出会い、それが冷たいままのほうが美味しいちゅうことで冷やかけそばとして始めた、ちゅう伝承があるようですが、それっていつごろのハナシなのかは判明いたしませんでした。
また一説では「冷やかけ、ちゅうたらウドンだろ!最近そば屋もそれを真似てるようだが」ちゅうカゲキなご意見もいただきました。

なんだか突っ込めば「さらに」混迷を深める、てな「各自、気に入った由緒を勝手に援用しとる」ちゅうのが真相かもしれません。
で、そば好きの知り合いにその件を持ち出してみて面白かったのは「冷やかけのタヌキと冷やしタヌキの区別なんてあるワケないじゃん!」ちゅう明快なご意見が圧倒的でしたねえ。実際、普通の「そば屋」では「必ず」冷やしタヌキ、としか書いてないワケで、さらに「普通は、深皿に濃いめのツユかけた状態で出てくる」のが冷やしタヌキで、そんな冷たいツユのなかで「そば」が泳いでるよな冷やしタヌキなんて「地元だけじゃなく、ネットでもほとんど見ないけど?」だそうでございます。
確かに、かけそばをほぼそのまま「冷たくした」から「冷やした」かけそば=「冷やかけ」なのか、そうじゃなく深皿に乗せた「そば」にやや濃いめのつゆを「かけた」から「冷やかけ」なのか、まったく判別のしようがございません。
要するに深皿&ツユ濃くて少量を「冷やしぶっかけ」のタヌキちゅうんなら意味判るけど「冷やかけ」じゃ「冷やしたかけそば(丼で薄いけど冷たいツユにそばが泳いでる)」なのか「冷やしぶっかけ」なのか違いを鮮明にしとらんのが「いかん!」ちゅうことでしょねえ。

あえて違いを言い立てたいお店は「冷たくしたかけそば(のタヌキ)」と「冷たいに決まっとるぶっかけ(のタヌキ)」ちゅう区別を明確にメニューに記したらいいじゃん。
または「冷タヌキそば・温タヌキそば・ぶっかけタヌキ(冷)」な〜んて書き方してほしいね。あ、それとも「当店の冷やしタヌキはぶっかけスタイルです」なんて補足しとくといいかもよ。ま、冷たいかけそばスタイルの「冷やしタヌキ」なんてやってるとこ、ここらじゃ無さそうだけど⋯

あ、そうそう、タヌキにつきものの天かす!これを嫌って「揚げ玉と言え!」ゆってるかたいましたけどね。なんか勘違いしてんじゃないのかねえ。
いい?揚げ玉なんてのは作為的に大量生産したものであって、本当の天麩羅を揚げた時に分離しちゃった細片じゃないんですよ。
確かに「かす」って言いかたにカチンとくるのかもしんないけど、だからってそれを「揚げ玉と言え」なんてのは「味の本質」を知らないんじゃないの?
市販の「揚げ玉」だけ食ってみたことある?

permalink No.2908

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