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SOHMA district


10-05-15 SAT.





久しぶりに「まったく新しい」お店に行ってまいりました。
いまでこそ弘前と合併しちゃましたが、かっての相馬村のスキー場の少し先、正面に岩木山が見えるという、なかなかのロケーションの斜面に新築された「万作庵」です。
ちょうど暖簾を出すところ、という「開店と同時に入り」ましたが、間もなく次々と来るお客さんで見る間に満席となっておりましたよ。
で、面白いのは(?)趣味性の高い蕎麦屋などでは、来るお客さんもみな「蕎麦についちゃ一家言ありそうな」一筋縄ではいかなそうなヒネクレ気味の(自分のことはカンゼンに棚に上げて言ってます!)「いかにも」っちゅうマニア、ってのが目立ちますよね。
ところが、ここに来るお客さんっての「ほとんど」そこらのおっちゃん、おばちゃん、ばあちゃんにじいちゃんが圧倒的に多い!
いやあ、なんだかいいなあ。
こうゆう常温の(?)お客さん、ってのは、変にゴタクを並べたりしないし、来たばあちゃん同士が「あらぁ久しぶり!ゲンキだったあ?」なんてカンゲキの再会を繰り広げて楽しそうに話し込んでるのもなかなかローカル色イッパイで楽しいです。
なんてんでしょうかねえ、おらほの村さもきれいな蕎麦屋が出来たよ!てな「歓び」が伝わってくる感じ、かな?で、まさか、そういう層に配慮したってワケでもないでしょうが、メニューのお値段もいわゆる「リキ入った」蕎麦屋に比べると「安い」!


せいろの大盛りがいまどき 800 円 ですよ!並だと 650 円!
やはりねえ、せいろ一枚で 800 円、なんてのは(ここらの基準では)「高過ぎ」ます。
その意味では、こちらの価格設定、いいとこ衝いてるんじゃないでしょか。
てなことはともかく、大事なんは「味」ですよね。
それについては好き嫌いが別れるかもしれませんが、レヴェル的にはそこそこ行ってると思います。
雷門の「並木薮」ほどじゃないけど、キレを重視した甘さを抑えた「かえし」。これが、どちらかと言うと甘いツユを好む「地域性」とどう折り合いをつけていくのか、に今後は注目したいところ。
個人的な好みからはちょっとハズレてはいますが、仙台の出身でありながら、わざわざ「この場所」に蕎麦屋を開こうとしたその勇気 (?)には感動します。きっとそのプレゼンスは重さを増して行くことでしょう。
現状でも、ワタクシ個人としては、市内の蕎麦屋で「こっち方面に近い」某粗挽きそばのお店なんかよりは「かなり」いいと思いますから!(トップの画像は万作庵の「そばがきぜんざい」です)

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