セッション
リポート


2003-02-09
ハンパに気温が下がって、路面の濡れてるところが絶妙の地表温度になってるらしく、ふだん滅多に滑らない冬用のシューズがスゲえ滑るんですよ。
こちとら、セッションをビール呑みながらやってて、背中にゃ「RED HOT Stratocaster」を担いでますからアブなっかしくてしょうがねえや。
一見濡れたアスファルトに見える凍結路面じゃなく、両脇の残雪の上のほーが滑らないんだからまいっちゃう。
たぶん地表は 0度ちょうどくらいなんじゃない?これ、いっちゃん滑るんだよなあ。
いっそ、もっと冷えてくれればかえって滑らないのに⋯
まったくハンパなのって、なんだってロクなもんじゃないねっ!

セッションは最初、集まりが悪くて、今夜はどーなるか、と思いましたが、おお!久しぶり!JACO の五郎ちゃんがベース持って参加してくれました。
準備しかけてた「SpaceBERGER」をさっそく片付けましょ(しかも、いつものミチル氏も来てくれました。ありがたい!)。
そしたら続いて「しんちゃん(Shinske the Night Train)」も登場です。さらに板どんがセミアコ&白のストラトの2本を持って到着!市内であったなんかのライヴの後だそうで、それで少し遅れたみたい。
MUSIK の本多さんも来てくれたんですが、今日は「観るだけ」なんだって、ザンネン。さらにダディ正井ご一行様(?)も現れました。

てなワケで、1st セットは板どんをメインに、ワタシはバッキングにまわります。五郎ちゃんはベース弾くのが1ヶ月ぶりだ、なんて言ってましたが、それでもベース・ソロはさすがでしたよ。ただご本人は自分のプレイに少し不満げな様子でしたけど。
ところで、なにげなく「DOD」のギター・アンプを後ろから見てみたら、ギエっ!キャビネットからスピーカー・ユニット2本が、どっちも脱落してるじゃないの!なんでやねん?
こりゃ、最近ここであったロックのライヴの大音量でビスがユルんじまったんだろか?
あるいは誰かのいやがらせ?
シメなおして⋯と思ったら、バッフルのビス貫通部分が「崩壊」してる!うひゃあ〜、いったいどーやれば、そんなふーになるワケ?メチャメチャ怪しい。

いやあ、長年やってるといろんなコトがあるのね。出合ったニンゲンだってそう。最初っからダメだこりゃ、ってのもいますが、いつかはモノになるかも?って期待してたのが「やっぱり」スカだった、って時はガックリ来ますね。ま、期待したほーが悪いんですが。

で、そんなジョータイだったんで、アンプはまたテスコの球アンプにしました。
こいつ、よせばいいのに「独立した」ディストーション回路を持っているんですが、これを上げていくと、「とても球アンプとは思えないような」きったねえ歪みになっちゃうんですよ。なんじゃこりゃあ〜!もしかすると、この部分だけ「IC」使ってねえか?
ファッツさんの言う「ウォームな」あるいは「マイルドな」歪み方じゃなく、それはそれは「お下品な」、ワタクシが毛嫌いする実に耳障りなタイプの音になっちゃうんですよ。なんだか、ここだけは「球」の良さを活かしてないよねー。
かえって「PANDORA」に内蔵されてるディジタル回路のディストーション使ったほーが「ウォーム」なんだから、どっかマチガっとる!

そりゃそうと、今日の「RED HOT」、やたらパーカッシヴだったなあ。
コンプレッサーと反対の「エキスパンダー」でもかけてるみたいなスゴいメリハリのある音でげす。たぶんアンプのヘッド・ゲインとマスターの按配が前回とかなりちゃうんでしょね。ここらワケ判んないとこがこのアンプの面白いトコなんだよなあ。使うたびに「いい」アンプになったり、「コンジョ悪」になったりしてます。
今日は始まったのがちょっと遅くて、合計4セットだけでしたが、うち2セットでギターを弾きました。で、本日はナゼかフェイザー系をかけた音が全部ペケ!
う〜むワケ判らん!

しかも、ふだん、あまり「いい」音しないフロントPUのみのポジションがやたら「伸びやかな」いい音してるんですよ。逆にリアのみのは、あまりにトレブリーで耳キンでございます。ううう、なんでじゃ?⋯ 全体に「意図しない」ブルージィ(?)・トーンでございますよ。ところどころ『テキサス・キャノンボール』のフレディ・キングみたいな音になってました。

ところで、しんちゃんの「Burnny」レスポール・モデル、いい音してましたねえ。
やはり弾く人によるんでしょ。ホントにギターが「歌って」ました。フレーズ自体も「活きて」たし。いわばハード・ロック系「言語」を完全に自分のものにしていて、それを自在に使いこなしている感じがさすがです。「言語」だけマスターしてもダメなんですよね。彼みたく、その言語を使って「語るべき」世界を持っていないと。

いつもの「Night life」はやりませんでした。あんましいつも同じじゃねえ。
「Rock me baby」と「Flip,Flop & Fly」です。で、ラスト・ステージではダディ竹千代⋯じゃなかった、ダディ正井&お友だちにフロントをまかせてピアノで遊びます(あ、この時のドラムは早めに帰るつもりだった、って言う長岐クンでした。長く待たせてゴメン!)。もうこのあたりになると、皆様、血中アルコール濃度も上昇してまして、ハタで聞いてるとワヤクチャなんですが、本人たちはケッコー楽しい、といういつものフィニッシュへとなだれこんでいったのでございます。
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