2003-02-12

生涯曲数

2003-02-12		昨夜、と言うより今日にかけての「深夜」、某板で（本来の管理人が不在のまま）りっきーさんやすかさん（SKUNK Cさん）と勝手に盛り上がっておりました。
コンピやベスト盤について、シングルの「地獄（ある意味、天国か？）」について･･･
今早朝になって管理人さんが「まとめて」レスしてくださったのですが、そこで（ワタシにとって、ですが）「新鮮」な概念に触れることとなりました。
ワタシなんぞは特にそーですが（つまり「ご高齢」ってコト？）、モノゴコロついてから耳にしてきた「ポップス」の数、というモノです。
あ〜、にゃるほど！そりゃあモノ凄〜い数になりそだなあ。
しかもそれ、所有する「音曲」の数じゃなく、ラジオ・テレビはモチロン、街頭で流れている「BGM」、映画を見たら背景に流れる曲や主題歌、友人のクルマの中でかかっていたCDやMD、各種のコンサートでもいろんな曲に「偶然」触れる･･･
そうやって「アタマの中に音の地図＆歴史」が出来上がってゆく、と。

もし、そのアタマの中にある分布地図みたいなもんが見渡せたらオモシロいだろうなあ。
自分の「意識」している方向と、実際には「数だけで見れば」意外に広がり、頻度も高い領域がありそうです。
自分の意識上では「あまり存在感の無い」邦楽＝雅楽をはじめ、お琴、三味線、横笛、和太鼓、謡いを含む伝統的邦楽や、いわゆる民謡など、も実はケッコウ耳にしているのかもしれません。
そのように、自分の意志と関わり無く耳に入ってくる色々な音楽（当然、それも放送メディアからのものが一番多いですから、当然、時代性を反映し、また、大衆性の強いものに偏重していると思われるのですが）の中から、おそらく「無意識に」選別を行って、ある音楽には「耳をそばだて」、またあるものは「聞き流し」、不快なものには「ココロを閉ざす」という対応をしているんじゃないでしょか。
その「無意識に」行っている「選別」は、なにに拠っているのでしょ？
どうして、ある音楽は快くて、また別のある音楽は拒否するのか？
つまり、「〜だから」なんてリクツじゃなく、「好き・嫌い」はなぜ分かれるのか？

なんでか判らんけど好きやねんってゆう、その「なんでか判らん」とこが「個性」っつーもんなのでしょうね。
リクツじゃあ割り切れないモノ、もはや憶い出すことが困難な乳幼児の頃に始まる様々な体験の個々の「快・不快」が（って、じゃあ、なんで既に「快・不快」があるの？前世からのキオク？）複雑に絡み合って「嗜好性」ってのが出来てくるんでしょうか。
雑誌の記事やホーム・ページの記載などから「予断」をもって、まだ聴いたこともない CD を買ってみることも多いですが、偶然、耳にした音が気に入って探しあてるのも楽しいですね。
その偶然に遭遇する頻度から考えると、ブルースなんてのは「そうざらに出合えるものじゃない」でしょうねえ。
時たま、ヴァラエティ系の番組の「背後」でブーギが流れたりすることはありますが、それに気付いて、局に問い合わせてまで、それ買おう、なんてヒトはまずいないでしょうし。
つまり、ほっといたら、あまり出合うことも無さそな「ブルース」。
でも、それが自分の意識の中では、かなりな領域を占め、頻度もいたって高い、ってのがまた面白いです。
一時期、「ブルース喫茶（！）」なんてものを経営してたせいもあって、その領域の偏差が異常に高いのは確かでしょう。
生涯に一度こっきり、って曲が大半なんでしょが、ことブルースに関しちゃあ、同じ曲を何度も聴いてる、ってのが多いですね。
「ブルース喫茶」とは言っても、客がいない時や、いても別にリクエストも無さそな時なんて、「お気に入り」のをかけますから、たとえばマジック・サムの『ウェスト・サイド・ソウル』なんて、（アナログですから）最初の一枚はスリ減っちゃって、同じものを買い、店を閉める直前には、それも危なくなってましたねえ。
あ、そゆ意味じゃ、一番よく聴いたアルバムって、これだったんだ！
次がエルモアでしょか？
でもアルバムもいっぱいあったせいで、分散してたからスリ減っちゃったのって『Whose Mudy Shoes』だけでしたね（"Talk to me baby"が大好きでしたから）。
あ、思い出した！意外な一枚もスリ減っちゃってたんだ。
それはねえ、ビッグ・メイシオでございます。
あの当時はギター・オンリーで、じぇんじぇんピアノ弾く気なんて無かったハズなのに、なんでかよく聴いてたなあ。

どうやらこの偏差に基づく音楽地図、ワタシの場合（ってゆうか、誰でも？）かなりユニークな分布になっているみたいです。けっこう耳にしてるのに「無視」しつづけてる「ジャンル」もあれば、少ない機会を捉えて「ごっつ」イレ込んでる「ジャンル」、あまり意識してないけど、実はかなりエーキョー与えてる「ジャンル」なんてのもありそ。

産まれてからこのかた、実際に耳にして来た全楽曲の曲数ってホント、どっかにカウンターあったらオモシロいよね。
げげ〜！こんな曲が「200,000」のキリ番ゲットかよ〜！なんちて。
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