Guitars on Blues

2003-02-14
ここんとこ夜な夜な、某板で・・・ なんて隠す意味も無い、実は「巣」の板で、ご本人がいないのをいいことに(?)、すかさん、りっきーさんと盛り上がって(っつーより、ありていに言えば、おふたりに遊んでもらって)おります。

そこでも書きましたが、かなり前に CXで放送されたブルース関連のヴィデオをまとめて見ちゃいました。元はと言えば、そまっちの「CROSSROAD」って国道何号線?っての(この場合、映画のほーのおハナシらしいんで、実際には「?」なんですが)を、どれ、なんかヒント無いかな〜?って、さらってみるハズだったんですが、いやあ、ついつい見入っちゃうんですねえ。なにしろオープニングっからもう、いきなりアラン・トゥーサンがピアノ弾きまくってたりしますから。
ただ、冷静に見ると、取材としちゃあ、ツメが甘いなあ、ってとこもズイブンあって、例えばセカンド・ラインがきちんと紹介されてなかったり、A.トゥーサンにしたところで、一人でピアノ弾いてるとこだけでおしまい、とか、まあ、おそらく制作費のワクから言っても仕方ないのかもしれませんが、ちょっとサビしいですね。
ちゃんとバンドとしての演奏が流れたのは「Dirty Dozen Brass Band」くらいのもんで、ギター・スリム・ジュニアも自宅キッチンで弾き語り(このギターって、たしか Gibson の「マローダー」とか言うんじゃなかったっけ?ヘッドのシェイプだけはフライング Vみたいなヘンなギター)ですよ。
ダニー・バーカーも家の戸口の前(?)でアコギ一本で、だもんなあ。いい味は出してるけど。

同じ『Into the music』の、vol.7「ミシシッピ・クロニクルズ」では、ギターとベースだけ、ギターとドラムだけ、ギターとオルガンだけ、なんて組み合わせの最小単位(?)のブルース・ユニットがいっぱい出てきます。
そこで特に目立つのは、彼らが使ってる「楽器」でしたね。最初に出て来たデュオはベースの方が歌いながら弾いているんですが、たしかこれはPeaveyのベースじゃないかなあ。
あるいは OEM で「Sears」に提供されてたヤツかもしれません。で、ギターの方はってえと、「BANやろ」あたりで「11点セット!¥19,800!!」なんてのにありそな、まるでストラトが「フヤケた」よなビミョーなシェイプのモデル(とーぜんメーカー不詳)使ってるんですよ。
次の、ウィリー・フォスターじゃハープ&ヴォーカル、ギター、ベース&ドラム、ってちゃんとしたバンド・スタイルになっているのですが、良く見れば、ギターこそストラトに見え(ヘッドのマーキングがよく見えないので「?」です。ちょっとアヤしい)るけど、ベースは、Fender のショート・スケール、ミュージック・マスターとかゆう、あれみたいです。う〜むシブい!
ベントニアのジューク・ジョイント「ブルー・フロント・カフェ」のシーンでは、エデイ・ラズベリーのギター、ベース&ドラムのトリオが「クロスカット・ソー」を演奏してますが、彼のギターも、一見テレキャスだけど、ヘッドがギブソン系みたく伏角を持ってるよーに見えますから、Fender じゃありえないよなー。

てな具合で、教会でのゴスペルでもベースはPeaveyだったし、なんだか「庶民(?)」レヴェルのブルースマンたちって、通販で買ったよな楽器ばっか使ってるよなー。
もひとつ別なヴィデオ「Blues On The Road」でも、ミシシッピ・ジョン・ハートの息子とかゆうのが持ってるギターなんてめっちゃワケ判んない、モズライトを「絵心」無いヤツに描かせたのを板からそのまんま切り抜いたよなドンくさいボディに、ヘッドなんて、もっとヒドくて、これもモズライトみたいなシェイプなのに片側6個(!)のペグつけてるもんだから、ナットから先、弦がどれもグギっと曲がってまっせ。ま、彼の弾くのが、それにふさわしーようなドンくさいギターだから、それにピッタシっちゃあその通りなんだけど。

そんなのから見ると、あたしゃあ恵まれ過ぎざます。
いかに MEXICO 製とは言え、いちおーFender Stratocaster 色違い(ホントは色だけの違いじゃないんすけどね)で3本!Sp 内蔵のちびストラトにテレキャスに「なんちゃってRD」・・・それで充分喰ってけるプロでもないのに、このラインナップ!
え?ギター多すぎるってハンセーしたなら何本かもらってやる?
やだっぺ〜!!
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