秋田の旅 2003-02-16 | 東北新幹線が辿り着いたばかりですが、その現在の終着駅「八戸」から、バスを使った十和田湖への観光客が増えているそうです。 そのあおりを喰った(?)のか、秋田新幹線周辺の観光客がやや減少しておるらしく、田沢湖周辺の観光業者の発案で、十和田湖から田沢湖への直通バス(一日一便)を就航させたらしいんですが、どーも利用客はあまし伸びていないみたいです。 そこで、今度は、田沢湖周辺の宿泊とのパックでバス料金を改定するアイデアが浮上しているようですよ。 たしかにねえ、首都圏あたりから見たら、東北新幹線が八戸まで伸びた、ってコトは「十和田湖が前より近くなった」のと一緒ですからね。なら、いっちょ行ってみようかいのう。てなワケでどしてもキョーミが秋田方面から、そっちに移っちゃいますよね。 秋田サイドからしてみたら、せっかく十和田湖まで来てるんだから、ついでに、ちょっと足を伸ばしてもらって、田沢湖周辺の温泉も楽しんでもらいたい、ってえキモチになるの、イタいほど判ります。 でもねえ・・・十和田湖エリアから田沢湖エリア、っての、冬はケッコーたいへんですよ。 積雪による閉鎖で、玉川温泉ルートを南下することが出来ませんから、鷹巣から南下する阿仁合経由となると、かなりの大回りになるし、途中の山間部だって、主に谷間を走ることになるため、眺望に優れているワケでもないですしね。 たしかに、夏場なら玉川温泉ルートで近くもなるし、八幡平との連携も可能です。でも、それって、逆に十和田湖から八幡平に上がり、そのまま盛岡方向に降りて東北新幹線で「帰っちゃう」観光客も増やしそうですよ。 ホント、キモチは判るんですが、十和田湖から田沢湖へ、ってのは「かなり」ムリがあるような気がします。そっちのドリョクより、しょっぱなから秋田新幹線に乗ってく!っていう観光客を増やすよう、「遊ぶ・泊まる・食べる」といった現地での経験のクォリティを「確実に」アップさせられるようドリョクするほーがいいと思うんだけどな。 たとえば「稲庭うどん」にしても「きりたんぽ」にしても「比内地鶏」にしても、あるいは横手の「焼きそば」にしても、まだまだグレード・アップ出来ます。 素材としては、とても可能性のあるものばかりですから、旧来の調理法だけじゃなく、全国レヴェルに通用する新しい味覚を開発してほしいものです。 同じように「遊ぶ」ことに関しても、「北欧の杜公園(でしたっけ?)」の宏大な「タダの芝生」の存在なんて、「日本ばなれした」新しい遊び方の可能性を秘めています。 TDLが都会型のプレイランドとすれば、こんな何も無い、だだっ広い芝生を「いかに」活かすか、に「秋田」という地方の存在価値が問われている、と思うのですが。 宿泊施設にしても、何も全国共通、インチキ作務衣(!)を着たマニュアル化した従業員ぞろいの「隠れ宿」やら「〜の里」なんて聞いたふうな、安っぽい「ココロ」の押し付けじゃなく、むしろ、「湯治」をモダナイズした独自の形式を開発して、対象とする年齢層も拡大することを考えるべきじゃないでしょか? 客が来ない、ってのを「どう考えるか」で決まりますよね。同じようにイイとこはあるんだけど、いま話題があっちに行ってるからダメなんだ、と思うのか、話題にならないってことは、「良さ」が足りないからだ、と思うか。 さて、4月のアタマに八戸から岩手県の久慈市までの「八戸線」に4日間限定で「SL」が走るそうです。なんか客車まで昔のカラーリングに戻すんだそうで、途中、各駅で民俗芸能のアトラクション(!)が用意されてるみたいですぜ! 昼前に久慈市に着いて、午後、帰りの便が出るってゆうから、現地でも市内を観光する時間があるようですよ。ま、久慈市ってのよく知らないんで、どんなポイントがあるのか判らないんですが。 ところで、週刊「鉄道の旅」今回の No.5は「五能線」と「津軽鉄道」でした。 ぬまどんは買ったかな?秋田内陸縦貫鉄道は No.27の予定だから、22週間(つまり、154日、ほぼ5ヶ月)も先じゃん! 7月下旬あたり?鉄道マニアのぬまどんには、角館で秋田新幹線を降りて、町内の「古泉洞」ってえ武家屋敷の中にある麺処で「まいたけそば」あたりで昼食を済ませ、そこから秋田内陸縦貫鉄道で鷹巣まで、さらに今度は下り奥羽本線で大鰐まで、そこで弘南電鉄大鰐線ってのに乗り換えて、ガタピシ私鉄で中央弘前駅(JRの弘前駅から2kmほど離れた街中にある駅)、っつールートをおススメしよう、と思っておるのですじゃ。 これだと新幹線以後、3種の鉄道を楽しめるし、途中、弘前が足元にも及ばない角館の武家屋敷のたたずまいまでタップリ味わえま〜す。 帰りは五能線の「しらかみ」とかっちゅう展望列車で弘前から西海岸の夕陽を浴びつつ秋田へ向かい、また新幹線で東京に戻る、なんてえのが「よろしい」のではないか、と思うのでございますが、このルートのバヤイ、途中、五所川原駅からは、北に伸びる「津軽鉄道」で金木あたりまでチョット行ってくる、ってえ寄り道も出来ますし、西海岸に出てからも、日本海の落日を眺めながら入る「露天風呂」なんてえ「落とし穴(?)」が待ち受けてます。 ここらでもう一泊、なんてのもオツでございますよ。(なんて、そんなコト言って、ぜんぶに引っかかってたら、ひと月くらいは帰れないかもね) |
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No.303