KYOTO?

2003-03-15
市内の Sakurano(旧 VIVRE 弘前:MYCAL グループの直営店舗ではなく、東北地方の百貨店が作った「DAC CITY」グループが、MYCAL と提携していたもの。
元々は青森市を本拠とするカネ長・武田デパートの弘前店として旧市街の商店街で営業を開始したが、国道7号線バイパスに近い郊外に移転し、大型駐車場を備え、秋田県北部からも集客する店舗となっている。)に寄ってみたら、「大京都展」とかってのをやってました。

オモシロそうなんで、さっそく覗きに行ってみたら、各種特産品を販売するブースがいっぱいで、逆に客が通れる通路がやや狭いもんだから、人気ありそなとこの前は客が「詰まってて」あたかも、コレステロールで流れの悪くなった血管さながら、でございますよ。

ま、ワタクシのことでございますから、とーぜん帯止めやら扇なんてゆう伝統工芸品が目当てなワケはなく、生フやら生湯葉、みたらし団子に導明寺、生八つ橋入りドラ焼き、はたまた「しっぽくうどんパック」などとゆー「口に入るもん」に流れるのは、皆様のご想像どおりでございます。
どうやら最初の「渋滞ポイント」は「みたらし団子」らしく、小ぶりな可愛い団子に焼き色をつける実演もやってるせいか、流れが止まってますねえ。10本で 800 円って、のはいいとして、もすこし少ない本数では売ってないのかね?

それは、他のもんでも言えますよ。さくら餅だと、6 個で 900 円ってのがあるんですが、バラ売りしてたら買うんだけどなあ。だってさあ、みたらし団子2本にさくら餅2つ、なんてえ買い方が出来ないってのはどうもねえ。ま、どしても喰いたい、ってほどのもんでもなかったし、ケッキョクひと廻りして、どんなのあるか見てきただけでしたが。
で、その売り場のあちこちから「京ことば」らしき(?)売りこみの文句が聞こえてきてましたが、あれってホントの「京ことば」なんでしょか?おそらく関西ネイティヴ(?)だったら、あ、京都訛りだ!って判るんでしょが。

ちりめん山椒のあたりはワリとすいてましたね。でも、ちょっと見てたら「売り口上」がウルちゃかったんで脱出!そりゃ「売りたい」キモチは判りますが、なんでも押しつけられんのが大っ嫌いなあっしのこと、そゆとこは即座に離脱いたします。

でも、こうして見てくってえと、江戸下町展のときより、全体のトーンがやや「暗め」で、「活気」より「格式」に振れてますねえ。ま、良く言えば「成熟した」ってえコトになるんでしょが、言いようによっちゃジジくさい(?)。食品もやや高齢者むきっつーか、ムセかえるよな「文化」の香りが・・・
江戸系の「芋ヨーカン」やら「芋きんつば」、「羽二重団子」なんてのは、ストレートに「味を楽しむ」その直截さが快いのですが、やはり千年の都、ともなれば、「練れてる」つーか、悪く言えば「ひねくれてる」。そんなシンプルな楽しみ方なんて、「とっくに卒業」ってとこでしょうか?
今回の「大京都展」じゃあ、限られた業者だけのせいか、ホントに「スゴい」京の和菓子の実演販売ってのが手薄ですが、ま、考えて見れば、そのへんが弘前でそんなに売れるワケもないから、やはり生八つ橋やら、みたらし団子のほーがいいのかな?

ごったがえす会場を、ケッキョクなにも買わずに出てきちゃいました。いまどき、生湯葉だって市内に美味しいお店があるし、生八つ橋なんて年じゅう買えるよになっちゃいましたから、そんだけ「ありがたみ」も減っちゃったってワケで・・・
permalink No.330

Search Form