THE DAY AFTER TOMORROW

2003-03-19
もはや、各種メディアで明らかな通り、ブッシュは「国連」などという、小ウルサイ、理屈ばっかりコネている「不毛な」サロンで「認められるコト」にたいした価値は無い。と切り捨て、「当初の予定どおり」イラクを「しばき」に行く。

あの 9.11テロでアメリカが受けた「衝撃」や「怒り」、そして「屈辱」はアフガニスタンを「ボコボコにいてこました」くらいで収まるようなもんじゃなく、ついでだからイラクもブっ潰しちゃれ、ってゆうコトなんでしょう。
はたしてテロリストにとって、こうなったコトが「作戦」の「成功」と評価できるんでしょか?たぶん、これでアラブ世界の反米指向はさらに強化され、勝利の日は近づいている!なんてコトを言ってるんだろなあ。

単に手応えのある「仕返し」がしたい(プラス、原油を少しでも多く、自分のコントロール下に収めるためにも、ね)ってえアメリカもどうかと思うけど、ケッキョクこんな風に、非戦闘員のイスラム信徒が「大量に」殺戮されるコトになる、っていう未来予測を「聖戦」なんて美化してしまう(って、これは「買いかぶり」かもしれないけどね。案外、そこまで考えていなかっただけだったりして)テロリストだって、あるイミ一緒だよね。

テロってのが、アメリカに対する「憎悪」を糧として育っている以上、その憎悪を生み出す原因をアメリカ自身が作り出し、グローヴァル・スタンダードなんぞという美名(?)に隠してイスラム社会にまで押しつけようとしているんだから、これまた「自業自得(この場合、正しくは自業自損だよな)」ってもんでしょう。
このアメリカを中心とする欧米型の(いやはや、これも正確には、もはや米欧型か)価値観と、アラブ社会を中心とするイスラム教義に基づく価値観との「絶望的な」断絶。それが、単に「近代兵器」による「闘争能力の差」でもって、一方的に押しまくり、相手を屈服させて「沈黙」させるコトが、はたして「勝利」と言えるのか?それをもって、イスラムの価値観は劣っている、と断定できるのか?武力で解決する、という発想そのものが「威張れる」コトなのか?
ケッキョクは、アメリカにとって「Out of control」な国家、地域、宗教を世界中で「絶滅」させたいだけなんだよな。

考えてみれば、ブッシュってのは、大統領選挙の時に、投票のカウントを巡っての数々の「疑惑」を踏み潰して「当選」をもぎ取ったヤツなんだよね。言ってみりゃあ、実際にはアメリカ国民の半分近くが「No!」と言ってたようなもんで、それだけに、自分の正当性、いや、自分を選んで良かったんだ、と思わせるためにはナンでもする、ってえスタンスになってんだろな。

9.11テロの後のアメリカの「怒り」をさっそく掬い上げ、「多数の声(サイレント・マジョリティなんて言葉もあるけど、そーじゃなく、石油メジャーだろ、って説も)」に忠実に、アメリカを「敵視」しているような国家、地域を、それまでの「黙殺」する態度から、こんどは武力による「制圧」へ、と対処の仕方を変えてきてるのよね。
最近テレビに出てくるブッシュの顔が、どんどん「猿」化してるなあ。「知的」の正反対な顔つきになってってるぞ。おそらく、イラクを攻撃することで、イラク国内ではもちろん、将来的には全世界で、これに起因する無益な闘争が増大し、数多くの人命が失われることになるでしょう。

このサル顔が、テロの連鎖を断ち切るどころか、それを「戦争」という名目下での超大規模な無差別テロに「拡大」した張本人として、未来(そんなものがあるとして)の歴史書に悪名を残すコトになるかもしれない。
え?コイズミ?
誰それ?国際政治社会にゃそんなヤツ存在してたっけ?
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