時とともに⋯

2003-04-10

バグダッドが「一見」アメリカ軍の支配下に入ったとかで、どの TVニュースも、引き倒された銅像を「これ見よがし」に踏み付ける市民や、かっての指導者のポスターを打ちすえたりするシーンばかりを放映してましたね。
しかし、現地では、それを遠巻きにして「苦々しい」思いで眺めている眼も沢山あるハズだと思うんですが、そのへんをキッチリ捉えた映像は、いっこも流れませんねえ。恐らくフランスやドイツの TVスタッフならそのヘンを押さえていた可能性があるんですが、たとえそれが配信されて来ても、日本の局自体が使用を控えている、あるいは関心を払わないのかもしれませんよ。

ラムズフェルドにしてみたら、フランス及びドイツ、さらに周辺のアラブ諸国(とカンタンにひと括りに出来るほど、その内情は「一元化」されてはいないのですが)に対し「そら見たことか」ってのを真っ先にアピールしたいでしょうよ。「お前らが安保理でゴネてたせいで、この解放が遅れたんだぞ」ってね。
パレスチナ・ホテルの前の、倒された銅像に群がって「歓呼」の声を挙げた、とされる「市民」がおよそ100人ほど、とアナウンスしていましたが(ま、見た目、そんなワケ無いよな、500はいかないかもしんないけど、もっといるっしょ!)、あの人口 500万人と言われる首都バグダッドの中心部で、集まったのが逆に「その程度だった」という点に留意すべきじゃないの?

例えば、東欧諸国で民主化が進み、独裁者が倒された時に現れた「群集」のうねり、解放の歓び、ってのを記憶してますが、それに対して今回は「侵略者」アメリカの軍事行動によるもので、手放しでは喜べない、という面があるとしても、あの場での騒乱には「解放の歓び」ではなく、旧指導者に対する積もり積もった「恨み」を爆発させているだけとしか思えないのですが。

ニュース映像では、ことさらアメリカ軍に対して「歓迎」する市民の動きばかりが流されておりますが、はたして、そのようなタンジュンな図式で割り切れるのかどうか・・・
テレビの画面に写ってないとこでは、どんなコトが起きてる可能性があるのか「想像してみる」ことを忘れずに、事態の推移を見つめていきましょ。

ところで、大曲のとめごろおさんが遊びに来るそうです(ホントは学会に出るのがメインなのよ)。うひゃひゃ、どこで食事しよっかな?サルティン・ボッカが無くなっちゃったんで、となると「ひさお庵」で蕎麦かなあ?いっそ最初っから「わらしべ」ってのもアリかな?
あ、そうそう、サルティン・ボッカは無くなりましたが、こないだまでご主人の健康のモンダイとかで「お休み」していた、古代まんじゅう(?)の「松本丹頂堂」が、どうやら営業を再開したようです。すぐ近くの蕎麦屋「一力」などでお食事をした後、店を出て左に、信号で左に折れるとすぐ左側に、通りから奥まった住宅(どう見ても「お店」には見えまへん)が「古代まんじゅう」でございます。電話は 0172-32-2569/弘前市 富田 3-2-3。

さて、エピちゃん、久しぶりに日記をまとめてドド〜ンとアップしましたよん。
「クール」にまつわるとこ、いいですねえ。ただの「ヤル気ねえ」のを「クール」なんて言っちゃあいけません。

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