さくら　さくら

2003-05-05		さすがに前日の爆食の酬い（？）か、朝、あまり食欲がないっつーきむきむを待たしといて、ぶぅちゃんをオープンにした HONDA Beat の助手席に押し込んで、近くの Mini-Stop へコーヒーなどの飲み物を買いに行きます。「スカっと晴れ」とゆうには、ちょっと Hazy な空ですが、それでも陽光が降り注ぎ、なかなか暖かい朝でございますので、オープンが実にキモチいいのでございますよ。
帰ってから、ぶぅちゃんの「オープン・カー買おう」攻撃がきむきむに降りかかったのは申すまでもございません。
おまけに、誰ですか、「それなら Peugeot 206CC がいいですよ、オートマもあるし」なんて進言したヤツがいたもんですから、「火に油」でございます。果ては、きむきむの酒代をプジョーのローンにまわそう、つーことになりそーで、あはれ、彼の「生きる歓び」は風前の灯･･･

本日の日程はまず「散歩から」でございます。旧第二大成小学校跡地の前から上土手町（かみどてまち）へ出て、そこから駅前広場までまっすぐに伸びる遊歩道をゆるりと歩みをススメてまいります。
ダイエーの横を通って少し行くと、Paul Smith の前の日陰にあった若い桜の花が美しく、きむきむカメラマンがさっそくデジカメに収めておりましたよ。
さらにヨーカドーの前を通り、東短（東北女子短期大学）から中土手町（なかどてまち）に抜けます。一戸時計店のお向かいを入り、振り返って時計台もデジカメで撮影。そして私鉄の弘南鉄道大鰐線・中央弘前駅（ JR の奥羽本線及び弘南鉄道黒石線・弘前駅とはまったく違う駅で、２kmほど離れています）も撮影いたします。これは某鉄道マニア（って誰だかすぐ判るよね）への「お土産」ね。そこから川沿いに少し下り、蓬莱橋の下をくぐってから小公園の階段でもいちど土手町に上がり、今度は下土手町（したどてまち。上が「かみ〜」なのに、下は「しも〜」じゃないのだ）もゆっくり下って、百石町（ひゃっこくまち）に右折いたしましょ。
雪乃さんが初犯で収監されちゃった、ってえ「監獄パブ（？）」の前を過ぎ、開香堂とかゆう昔ながらの「甘納豆製造所」なんてえお店を眺めつつ突き当たって、今度は左折し、またすぐ小路に入り、カソリック教会から、木造ながら実質４階建のプロテスタント教会も見てから、公園の東門の前を通り、武家屋敷が並んでいた当時の街並みを残す「仲町（なかまち）」の伝統的建造物群保存地区に向かいます。
ここの中にある「花まる」という喫茶店で、まずは一服いたしましょ。ここでも孤立無援のきむきむがしどろもどろになりつつ、Peugeot 206CC 購入を回避し、さらに「断酒反対」を勝ち取ろうと、けなげに風車に立ち向かって行っておりましたが。

ひと息ついたところで、こんどはクルマで移動いたします。目指すは弘前市の南に位置する石川地区。旧国道から支線に入ったところにある大きな民家へ。
少し「花まる」でユックリし過ぎて、12時近くなっており、混雑が心配されたのですが、丁度入れ違いに出て行くひとがいて、空席がありました。そう、「ぶっかけ蕎麦」の「草乃庄」でございます。
全員で「ぶっかけ」を頼み、さらに「ざる」を二人前（ここは「もり」が無いのですじゃ）。
「ぶっかけ」は、冷たい蕎麦の上に摺り下ろした長いも、薄焼きタマゴの千切り、茹でたほうれん草、揚げ玉、大根おろしを乗せ、さらにその上から、ざる用よりは薄いツユをかけまわし、全体を混ぜくり倒して食べる、ってえモノでございます。すると、蕎麦だけ食べちゃった残りのドロリとしたとろろ状のモノが残りますんで、こいつにざる用のツユを足して、今度はつけだれとして、ざるの蕎麦を「つけとろ」として食する、これがワタクシめの開発した（？）おススメの食べ方なのでございます。
以前と比べると、蕎麦自体がいささか太くなっており「？」ではありましたが、味の方はさほど変わっておらず、ご好評をいただきました。ぶぅちゃんは特に「そば湯」の、もんのすごい「濃さ」にカンドーしておられましたねえ。

さあ、喰った後はまた歩こう！ってんで弘前城公園に向かいますが、その前に城西の和菓子店「弘房（こうぼう）」に寄って、おやつ用に「チーどら」購入！
岩木川河川敷の市営無料駐車場から公園まで歩きますが、途中、市によって保存されている江戸時代の武家屋敷二軒を見学（無料なのよん）いたしましょ。公園の染井吉野はもはや完全に花を散らし終っておりましたが、本丸では枝垂桜がいまも咲き続けており、おぶぅの方も感嘆の声を挙げておられたのでございます。天守内部の資料館も見学し、ふたたび駐車場へと戻りました。
さくら祭、と言うにはいささかチープな花のありようでございましたので、そっから岩木山の登山道あたりに広がる、「桜林（さくらばやし。そのまんまや）」に向かいます。来てみれば案に違わず、いましも満開のピークを過ぎて、春の風に桜の花びらが雪のように舞っております。
ここで件のチーどらをおやつに、しばし散る花を眺めて時を過ごしたのでございますよ。

うげっ！ここまででスゲー長くなっちまってるよう。この後、黒石に着いてみたら「わらしべ」が休んでたんで、中華の Xing-Poo（ベーコン、ほうれん草＆しいたけのやきそばね）に行ったりしておったんですが、このくらいにしとこ。え？デザート？決まってまんがな。今日のケーキはクローヌから、でございます。
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