風の街で

2003-05-18
シカゴという街は、レイク・サイド・ドライヴを越えてミシガン湖から吹きつけてくるという風のせいか、「Windy City」とも呼ばれているそうですね。
冬の風は、寒さを何層倍にもして、骨身にコタエそうですが、今ごろはどうなんでしょう?初夏の陽光の中で輝く新緑が、大きなリズムで脈打つ風たちの中で揺れている光景って好きです。それも木々であふれる大自然の中でよりも、都市の周辺、それもやや小高いところに広がる住宅街、そのあちこちの庭に植えられた樹木が、まるで踊るように優雅に揺れている様子が一番好きなのです。

弘前もそんな風の中でした。午後になってから、いつもの F-1ってヘンなチャリで風の中へこぎ出します。といっても、別に用事があるワケじゃなく、ホントのおサンポですから、ともかくクルマの交通量の少ないところを選んで街なかを流します。
すぐ近くから、遊歩道みたいのが駅まで続いているんですが、そこを駅に向かって走っていくと、やがて左手に小公園があって、スケボーで遊ぶひとたちがゴロゴロいわしてるんですねえ。でも、今日は誰もいなくて、アコースティック・ギターを抱えて歌っているストリート・ミュージシャン(?)と、そのカノジョ(?)らしきカップルがベンチに腰かけて歌っていました。
一瞬、Yさんの弟さんも弘前駅のそばで歌ってる、ってのを思い出して、もしかすると?ってえ気もしましたが、まさかいきなりそばに行って「キミのお姉さん、XX にいます?」なんて尋くのもなんだしなあ。デジカメで撮って Yさんにメールして見てもらう、ってのも考えたけど、せっかく仲良く歌ってるのジャマしちゃうのもアレだし(あっ!この「アレだし・・・」なんての、ジジイの始まりだ!って誰か言ってたなあ。)、デジカメ単焦点で、望遠にならないから盗み撮りしても「ちいちゃく」てなにがなんだか判らないんで、きっぱりアキラめましたよん。
それに弟さん、まだ東京にいるんだっけ?ならゼッタイ別人だよね。
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