られし

2003-05-25
いやあ、セッションじゃあ久しぶりに「Eオープンのスライド(歪みナシ)」のエルモアっぽい(相変わらずコピーしないワタクシなもんで、「ぽい」どまりざんす)ギター弾きましたねえ。

いつもなら初段のゲイン、エイって上げちゃってハウンド・ドッグ・テイラー寄りで行くとこなんですが、ネック&PU の換装でどー変わったか見極めてみよっかな?っちゅーシタゴコロから(?)クリーンなトーンをメインに行ったのねん。
結果からゆーと、かな〜りクリーンでございました(ってゆーか、その前がホット・レイルだったんでその落差がスゴい!)。ま、ボディ材がポプラなだけに、「鳴り」の奥深いとこの陰影がちょと足りないよな気もしますが、かなりスナオな印象ですよ。

PU に関しては、Squire 仕様のものですが、Fender とさほど違わないのでは?っちゅう予想に反し、微妙に「半歩下がった」印象を受けます。ま、同じPUなら、位置をかなり低く、弦からの距離をとったセッティングにしたような感じ、と言えばいいか?あるいはポール・ピースの磁力落とした感じ?ホントに僅かながら「音が浅い」ような気がしますが、オシロで出力波形を厳密に比較したワケじゃないんで、あくまでも「印象」です。

Eオープンでのスライド専用、っちゅうことで、もちろんハード・テイル仕様です。スプリングの本数を増やしてケツをつけさしてる状態なんですが、やはりここはちゃんとウッド・ブロックをウラからブチ込んで、もっとソリッドにしたほーがいいなあ。サステイン違ってくるし。

さて、今夜、野音でのブルース・カーニヴァルにMACさんが行ってるハズの首都圏は、どうやら雨こそ降らないようですが、あまりいいお天気とは言えなかったようです。
こちらは例の上空の微粒子のせいか、スカっと青い、とまでは言いませんが、それでも「晴れは晴れ」でございますよん。
気温は 20度ちょうどくらいでしょか?やや涼しめですが、チャリでおサンポするには丁度いいあたりです。H/PC や、オモロいもんがあったら撮影しよう、ってワケでデジカメと APS のカメラも持参してのサンポですから、そんなトバすワケじゃなく、なるべく交通量の少ない道を選んで市内を広範囲にわたって探索いたします。

ところが最近では悲しいことに貴重な文化遺産が次々と失われていっておるのですねえ。
まことに断腸の思いなのでございますが、これも時代の流れというもの、やむを得ないのでしょか?・・・ なんておーげさに言ってますが、なにか、って言うと、実はその、たま〜に街なかで見かける「おバカな」あるいは「おマヌケな」、はたまた「トホホな」カンバン、貼り紙、断り書きのコトなのですじゃ。
思わずツッコミを入れたくなるよな書き間違い、あるいは、確かにそー聞こえるけど、っちゅー外来語の表記とか、いー味だしてるのイッパイあったのに、最近じゃ、なまじ皆様おベンキョなさっておられるものですから、そんなのがめっきり減ってしまいました。
ラディッシュを「られし」と書いてた八百屋さん、一瞬なんだか判んなかった「ヅーパン」(「ジーパン」ならまだしも「ヅ」ですぜ!)で思わず足を止めさせた古着屋さん(って言っても、あの若いひと向けのじゃなく、ムカシっからあるほーの、ね)。それに似てるけど「ジンズ」と書いてたお店。
いつのころからか、そんな「えっ?」と目がそこで止まっちゃうよな文字群も次第にその数を減じ、いまや絶滅の危機(?)に瀕しております。とは言え、こればっかりは「天然」モノにこそ価値があり、意識的・作為的にやった「養殖」モノではダメなのねん。
そのような「おいおい!」な物件が減ったコトは本来ならば、教育水準の向上によるもの(?)として、まことにヨロコぶべきコトなのでしょうが、ワタクシといたしましては、一沫の寂しさを覚えずにはおれません。

実は、かって、お隣りの黒石市の商店街が、そのような物件の宝庫であったのでございますが、この不景気の中、最近ではキョーイク水準がどうこうじゃなく、大半が「貸店舗」となってしまって、貴重な文化遺産ばかりか、お店そのものも消えてしまっておる場合が多々あり、研究者(?)の間で問題となっておるのでございますよ。

どうかみなさまも身近にそのような物件をハッケンされた場合は、安易に(?)指摘なんぞすることなく、ゼヒ映像で記録しておかれることをお薦めいたします。
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