700x20c

MICHELIN Slick


03-05-27 TUE.




MAVIC のリムに乗せた 「 MICHELIN (ミシュラン。 そ、あの有名なミシュランガイドでお馴染みの、おフランスのタイヤメーカーざます) のスリック・タイヤ 700 × 18c ですが、 あまりの酷使に耐え切れず (?) 最も使用頻度の高いセンター部分のトレッドが 「カンゼンに」 磨耗し、下のカーカス部分にまで達してしまいました。

もちろんホイールはその 1 セットだけではなく、Vittoria のチューブラーを乗せるために組んだのがあり、さらに 「TORECA」 のカーボンも前後セットであるのですが、Vittoria の場合、 それを組んだ栗田サイクルが用意してくれたギアが、完全に平地仕様のストレートレシオのため、弘前周辺の起伏のあるコースでは、 登りが 「キツ」 すぎます。
12-17 でフロントが 42-52 と来れば、 勾配が 5~6% くらいならいいけど、10% に近付くと、も一ダメ! ま、それでも登れるようにしよう、となると、た〜っぷりアイソメトリック系のトレーニングやって、めちゃめちゃトルクつけないと。
なんちて、ニンゲンの出力には限界 (最高でも 0.6 馬力。 一般人じゃ 0.2~0.3 ってとこでしょ) がありますから、トレーニングすりゃ「なんでも出来る」 ワケじゃないんですね。
一方のトレカのカーボンは、三枚羽根のプロペラの外回りにリム部分を付け足したような特徴的なデザインです。
とは言っても、これまた実に 「日本らしく」、 トレカのオリジナルじゃあなく、 アメリカの 「ZIPP」 ホイールなんかの 「パクリ」 なんですねえ。
このテのホイールは、 本家の ZIPP もそうなんですが、 スポークという衝撃吸収のための部材を持たないため、 カンゼンに整備されたスムースなトラックならいざしらず、 一般道じゃあ、 路面の不整から来る縦方向の衝き上げがタイヤの厚み分でしか吸収できないのです。
え?じゃあどうするか、って?
そらもう、ツネに路面をチェックしてデコボコなんぞ無いか、ともかく気を使う! それっきゃ無いんですよ。
ま、 さいわいワタクシ、 近眼じゃあないもんでまだいいんですが(あ、それに近眼だとせっかくの Oakley やら BRIKO のサングラスでキメらんないのよねー。 以前、フランスにローラン・フィニョンってえ選手がいて、そいつがいわゆる近眼のメガネみたいのかけてるんだけど、もーそれだけでカッコ悪いんすよ。 日本でも真鍋とかゆーのがそうなんだけど、 やっぱカッコ悪い。 ふたりとも丸レンズの細いメタルフレームで、 それじゃ 「ガリ勉」 クンじゃろが。 スポーツするイデタチじゃないよね)、ユダンするとガツン!と来て前後で「ン十 万円 ( 8万円より高いギターは買ったコトが無いなんてイパってる身としては、とても言えない値段デス)」 っちゅうカーボンホイールがダイナシに⋯
だもんで、これも、そーと一気合入ってる時以外はあまし使えないんですよ。 いや、 使えるんですが 「気も使う」っちゅうワケでして。

とゆー事情なので、 いきおいミシュランスリックってクリンチャーを採用したホイールが、 やたら出番が多くなるんですね。
チューブラーだと、パンクしちゃったら、スペアがないと、どんな遠いとこからだって押し歩きして帰ってくるしかおまへん。
だいたい、 リムに接着剤を塗って、そこにタイヤを貼り付ける、だなんて 「現代」 の工業製品とはとても思えませんね。
リムの上でタイヤが正しい相対関係で位置付けられるデッパリやらヘッコミすら無く (ま、 ギョーカイのメイヨのために言っとくと、 Clementのチューブラーで、 そのようなガイド付きのものが 「かって」 存在したのではございますが)、それを正しく乗せるのが 「ウデのいいメカニシャン」 なんて、 そんなあ〜た、 中世の職人ギルドじゃないんだから。
さて、そこでミシュランのクリンチャーです。
ま、 ド田舎の自転車屋さんじゃちょとムリとしても、レーサーも置いてあるよなお店だったら、パンク修理もしてくれます。 チューブラーに比べりゃ少しは重い、 って言ったって、パンクしづらいゴッツいチューブラーに安物のホイールじゃ逆に重くなっちゃうこともケッコーあるんで、 フィーリングのいいミシュランのほーが好き。

前回、 東京で探したときは軒並み 「欠品」 でケッキョク買えずに帰ってきたのですが、 ネットでオーダーしちゃうことにしました。 もー、 イマのタイヤ、 完全に限界なもんで。 チョー細い18c ってのは無いんで、 20c にダキョウしましたが、ま、そのブン、 さらに気楽に走れていーかも。

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