No Good Smoker

2003-06-02
最近、JTでは「Are you a good smoker?」なる広告シリーズを打っているけど、その新聞広告版を見てみたら、相変わらずの低脳ぶり。

「人が近くにいる場合は、吸っていいか必ず尋ねる」なんてコトをいまだに言ってるんだからタマらないよね。
何度も言ってるけど、「吸っていいか尋ねる」んじゃなく、「他人が近くにいる場合は『絶対』吸わない」。
どしても尋くんなら、「すみません、あなたはタバコをお吸いになられますか?」と尋いて、それに対する答えが「いいえ」だったら、もう「問答無用」、その場では絶対に吸わないこと!
ただし、相手が(複数の人たちが居る場なら、そこに居合わせた「全員」が)「ワタシは吸わないけど、どうぞエンリョなく」と言ってくれた時に限って「吸っても良い」のです。

「吸っていいか」を尋ねること自体、相手に「ありとあらゆる」プレッシャーを与えてしまうのです。「これからのツキアイもあるし」とか、「なんかケツのアナの小さいヤツだ、と思われるんじゃ」、はたまたバクゼンと「ヤなヤツと思われないか?」などなど・・・
必ず「シツレイですが、あなたはタバコをお吸いになられますか?」だけを尋く!
「いいえ」の答えなら「あ、シツレイしました」だけで、その場を離れ、誰もいない、しかも禁煙の指定がされておらず、かつ、通行人にも煙害を与えるシンパイの無い場所に移動して「吸う」。ここまでやるコトを「喫煙マナー」と言います。

現在はまだ喫煙を禁止する法整備が進んでいないので、ワタシも仕方なく「喫煙マナー」なんてコトバを使っていますが、ホントなら喫煙に「マナー」なんて存在しません。他人に副流煙などの「健康被害」を無自覚に与える「犯罪行為」です。薄めたサリン、と言う表現は決しておおげさなものではありません。それを撒く行為は「傷害行為」であり、そこで「マナー」を云々するなど、某宗教団体に、サリンの撒き方を指導するよなもんですからねえ。撒くコト自体がモンダイなんであって、撒き方じゃねえだろ!ってコトなワケ。

とある宴席で、いきなり隣りでタバコを吸い始めたヤツに、悪いけど、吸うんならちょっと場所変えて、こっちに煙が流れてこないトコに移動してくんない?って言ったら、「あ、ゴメン、タバコ嫌いだったよね?」だと!う〜っ!何度言えば判るんだ!「嫌い?」バッカも〜のぉ〜!いまだに「好き・嫌い」のモンダイだと思ってるのかっ!
ホン〜トっに情け無い。おそらくタバコ中毒者の大半は(だって、自分のしてるコトが無差別傷害行為だ、っての気付いたひとは、きちんとヤメるか、でなきゃ、人前ではゼッタイに「吸わない」もんね)そのヘンの意識がカンゼンに欠如してますね。

いくら JTがカッコつけようが、「Good smoker」なんて「いません」。
だって「Smoking」そのものが「No good」なんだから。
その認識を持たないと「吸っていいか、って尋きさえすりゃ、マナーのいい喫煙だ」なんてカン違いするバカを増やすだけだよ。
タバコをカッコ良く吸おう、なんてムダ。だって、タバコを人前でへーきで吸う、ってことがカッコ良くないんだもの。ゼッタイ正当化なんてムリなんだから、「うわ、タバコ吸うの?」ってえ無言の非難の目に黙って耐えなさい。非難されても仕方の無いコトをしてるんだから、それは受け止めなきゃあ。逃げるな!

と、先日のバスの件に続き、あちこちに嫌われそな内容の連発ですが、どーも JTの無神経な広告見たら黙ってらんなくなっちゃってねー。
「マナー」や「好き・嫌い」のモンダイにすり替えようとする、そのやり方が気に喰わないんでげす。そのような「正当化」を試みる悪企みにはゼッタイ吠えかかるのをやめないよ。たとえムダでもね。
permalink No.408

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