A stage of the field

2002-05-23
ああ、大曲にも「山菜フリーク(?)」が。
どこにでもいるんですねえ、スジガネ入りのが。

ワタクシはと言えば、「山菜ねえ・・・ それって別に嫌いじゃないけど、無くなってもいっこうにかまわない、って程度ですね。
てなこと言うと、「自然の恵み」に背を向けるアンチ・エコロ男みたいでウケ悪そう。
でもね、林道の奥まで発ガン物質含んだディーゼル排気を撒き散らす RV(レクリエーショナル・ヴィークル!新聞が間違って書いている「レジャー用車」ではありまへん。それじゃ LeisureだからLVだよ)でムシンケーに踏み込んで自然をダイナシにしといて、ゴミは残して来る、勝手に焚き火する、おまけにソーナンしてみんなにメーワクかける、そんなのがエコロならワシゃあアンチ・エコロでケッコーざます。(また、そんな RV のケツに付けてるスペア・タイヤのカヴァーにメチャメチャ程度の低い英語で「自然」がどーたら、と書いてあるのが笑止千万!)

いっちゃんのエコロは自然の中に安易に入らない、ってコトじゃないかなあ。
かって、マウンテン・バイクって自転車が登場したころ、それでところかまわず入ってって登山者とトラブル起こしたバカもんがあちこちに居ましたが、RV もMTBも、そゆ道具手に入れるとヤマ行かなきゃ、って短絡思考する「ドあほ」が多くて困ったもんです。
で、さらに困るのは、そんなヤツに限って「ボク、自然大好き」なんてホザいて、週末ごとにバーベキュー用具一式持って「野」に分け入り、周囲の樹木にストレスを与えに行っちゃうんですよ、これが。

やはりヤマはそこを良く知るヒトたちのサンクチュアリーとして尊重すべきでしょ。
マチの人間が気軽に入れるトコは、それ用に整備された疑似自然にとどめ、ホンモノ?の自然はマタギのようなプロのガイド無しでは入れないようにした方がいい、と思うんですが。
ホンモノの自然には、とーぜん熊やマムシもいるし、ツツガムシ、アブ、ブヨ(ブユ)、ダニなんてのもあたりまえだし、源流部の水がどんなに澄んで見えても、湧き出て来てるところ以外の水はエキノコックスで汚染されてる、ってのが実状なんですよね。
家族でアウトドアを楽しむには、そんなデンジャラスなホンモノよりも、「なんちゃって自然」でジューブンというか、むしろそのほーが安全でしょ。

山菜採りってのは、そゆのとはまたちょっとちゃうんですが、みなさま、せめてゴミは持ち帰りましょ。火は使わないようにしましょ。そーなんしないよーにGPSケータイ(電話としちゃ圏外でも、測位衛星からの電波は山中でも来てるのだ!)用意するくらいのコトはいたしましょ。クルマはなるべく小さく軽い(軽トラックがベスト?)ヤツでね。

と、お願いしたってムダかもしんないけど。だって空き缶の投げ捨てが日本から消えましたか?その程度のカンタンなコトでさえ。
推して知るべし・・・
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