SMOKY MOUNTAIN

2003-06-23
気象衛星からの画像を見ると日本海に南北に延びる雲の帯がじわじわと東に移動してきてるよーなんですが、どーも、この辺りじゃ「雨」にならないんですねえ。

とゆーワケで本日もミゴトに晴れ上がっておりますよ。でも地元局の情報番組によると、青森市は霧だったそうで、そこにやや近い青森空港じゃ、何便も霧のため着陸できなかったらしいです。実はこの青森空港ですが、一年中で一番「着陸断念」が多いのって「冬」じゃあなくて今頃なんだそうでして、しかもその理由ってのがぜ〜んぶ「濃霧」なのねん。
ま、もちろん、冬は冬で、「ホンモノの」悪天候って日もあって、羽田を発つ時に、「青森空港の天候が悪い場合には引き返す可能性がございます。あらかじめご了承ください」なんてえアナウンスに脅されながらこわごわ乗ってった、なんての何回かありましたよ。正月前後にね。

さて、その晴天の下、きょうも HARO F-1 で市内を移動です。
午後には 28 度ほどにはなったみたいで、さすがに汗ダクでございますよ。でも、ここでちょっとギモン。つーのは、昨年の今頃は、腕も脚も、もっとディープに「陽灼け」してたんですよ。それなのに、今年は天候に恵まれて去年よりもうんとイッパイ走ってるハズなんだけど、それほど灼けてないのはいったいナゼ?
考えられるのは、やはり大気中のエアロゾル・微粒子が「とてつもなく多い」んじゃないか?ってコト。だって春先ならともかく、この季節でも、「晴れているのに」岩木山がウッスラと見えるだけ、ってのゼッタイ「変」だもの。
空全体に光りがまわっているように明るいってのも、「なにか」大気中に拡散してる微小な粒子の存在によるもんじゃないのかなあ?
連休にぶぅちゃんときむきむが来たときにも、岩木山の中腹のホテルに「お茶」しに行ったんですが、ホントなら光り輝く日本海が見えるハズだったのが、視界は麓の鯵ヶ沢町に辿りつくかなり手前で「白く」消えてしまっていたのです。
土曜日だって、十和田湖の南岸を走っていた時、右に見える直線距離で約 9km しか離れていない対岸の御鼻部(おはなべ)山が霞んで見えていたほどです。また湖面から 180m ほど高い展望所から見下ろすと、湖面を滑る遊覧船も「明らかに」霞み始めておりました。

たしか、だいぶ前に、シベリアの森林火災によって発生したエアロゾルが・・・ ってハナシがありましたが、この現象も、それによるものなのかなあ?
確かに、あの岩木山の霞み具合ときたら、秋のワラ焼き公害の時並みですよ。もし、その大気中のエアロゾルが原因だとしたら、短波長光である紫外線がそーとー減衰しちゃってるハズなんで、それなら陽灼けしないナゾとも符合する、ってえもんざますね。
ま、皮膚の健康を考えると、紫外線が少ないにこしたことは無いんですが、しっかし、こう視界が悪いと、「観光」カンケーにゃあマイナスですよ。
弘前の市街のあちこちから、思いがけず眺められる岩木山ってのがケッコーみものなんですが、最近じゃ「そこに岩木山がある」ってのを知ってる人が目をこらせばハッケン出来る、ってえ程度に「影が薄い」んで、ありゃ殆ど気付かれてないな、たぶん。

さて、相手がエアロゾルだとすりゃ、こりゃもう、どーしようもないワケで、北半球の高緯度地帯に拡散してしまったそれが元に戻るまでには相当な期間を要するでしょから、アキラめるっきゃないのかもしれません。
ただ、どーなんでしょね?植物の光合成であるとか、そこらにどんな影響があるんでしょ?
農産物の収穫にマイナス要因にならないのか?収量だけではなく、その品質にも。
また、こんなジョータイ、北日本だけなんでしょか?南はどの辺まで、同じよなジョータイなんでしょ?どうも関東周辺まで影響が及ばないと、話題にもならないのかなあ?
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