Killing floor / Freddie Roulette

03-07-08
あまりにも有名な、Howlin' Wolf のナンバー( Albert King のもいいっすけどね)。
このアルバム BACK IN CHICAGO では、しょっぱなからサイドを務める Vernon "Chico" Banks のギターによるお馴染みのリフが切れのいいリズム・セクションに乗って始まります。
ベースも Vernon "Chico" Banks ですから、もちマルチ・トラックで録ってますね。
ドラムは Cleo Williams。ピアノは Ken Baker
録音は 1996年 9月14&15日 Chicago
全体のリズムの「キレ」は Albert King 以上(?)かも・・・「キレ」だけは、ね。

そこにフニャフニャと流れるよに漂いだすラップ・スティール。
ちょっぴり上っ調子なヴォーカルが「軽く」てなかなかいい感じです。
もーウルフとはゼンゼンちゃうんだけど、これはこれでシカゴっぽいよな気がします(なんて言ってるのワシだけか?)。
バックにオブリで入る彼のラップ・スティールはあくまでもマイ・ペース!
なんだか異次元に連れてかれそう。
さらにソロになるといっそう「野放し感(?)」もアップして、ポルタメントのラビリンスの中をさ迷うのじゃあ〜!うう、堪らんばい!

ここは少し BACK IN CHIKAGO の Dick Shurman のライナーから抜粋してみると・・・

彼の8弦ラップ・スティールは「 A7 」チューニングが施されている。
彼が録音に参加したアーティストとしては、Earl Hooker や、そのいとこであるジョン・リーにビッグムース・ウォーカー( John "Big Moose" Walker; 1929年 6月27日生まれのピアニスト
Rambling Woman など)、そして彼を「いままで逢ったなかで最も興味のある人間だ」と評したチャーリー・マッスルホワイト、そしてハーヴェイ・マンデル・・・
彼は1939年 5月3日、シカゴの北、Illinoi 州 Evanston で生まれている。
10代からはブルースに興味を持ち、やがてシカゴの West Lake Street のクラブで偶然に Earl
Hooker を目にし、そのことがスライドに向かわせる原因となったようだ。
1969年にはアール・フッカーと国中をツアーし数々の逸話を残している・・・

だそうで、アール・フッカーの影響はかなり大きいようですが、タチの悪さ(注;ホメてます)ではこっちが上だな。1984年には THE BLUES SHOW '84 に出演するために来日しています。

おススメはもちろん、Killing floor や、例の Sleep Walk が収録された BACK IN CHICAGO
( 1997 )HI HORSE 4044。他には Spirit of Steel( 1999 )T&M 014、Sweet Funky Steel( 1973、ただし'90年代に再発されているもよう・・・ )JANUS 3053 などもいかがっしょ?



本日、MACさんの「ぶるうすまにあの巣」のカウンターが「50,000」を突破です!
しかも、その記念すべきキリ番をワタクシがゲットすることが出来ました。
もう、このサイトのカウンターの進み方は、見ていても気持ちがいいですね。ホントに人気のほどが判ります。
特に「一日一枚」では、おいでになっている方々からの「賛同」や「共感」などの「想い」が交錯し、過去の名盤たちが再び姿を現す瞬間を楽しむことが出来ます。
ロックとブルースとをつなぐインターフェイスともゆうべき「名盤」を採り上げておられることも多く、そのルートから、ブルースに入ってくる層を増やしているのではないでしょうか。
ブルースに軸足を置きつつも、軽やかにロックやジャズなどの周辺領域を照らし出してゆく「柔軟さ」が人気のヒミツかも?とブンセキなどしてみたところで、それはMACさんだから出来ることであって、ワタシが真似できるようなことじゃありませんし、だいいち、真似たところでオリジナルにかなうハズはないんですから、ケッキョク、自分の味を出すのがベストなんでしょうね。

ところでワタクシ、ここんとこキリ番、取り過ぎです。
いいかげんにしろ!って声も出てきそうですから、しばらく自重いたしましょ。
そうねえ、まあ、次のキリ番まで・・・って、それじゃ意味無いじゃないかあ!



Le Tour 2003:TOUR de FRANCE 90eの第 2ステージ(7/7)はフランス北東部、標高56mの La Ferte-Sous-Jouarreから、同じく標高161mのSedanまでの195kmです。43km地点あたりから軽い起伏は始まりますが、途中の最高標高地点でも 216mと、全般にフラットと言ってよさそなコースです。
レースは昨日の落車でリタイアが二名、鎖骨骨折のまま出て来たのがひとり(ハミルトン)、と意外に被害が少なそうですが、その影響はこれから出てくるとも考えられますね。結果は、今のとこやたら好調なオーストラリア勢がマイヨ3つを確保しました。
でも、100周年で意気上がる地元フランス選手もハデに暴れてますから、現地で実況見てる人たちはメッチャ盛り上がってんだろなあ。一方、ここ日本じゃあ(今年も日本人選手が出てないから?)まことに冷淡でげす。新聞だって、毎日のステージ結果「すら」載せてねえんでやんの。

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